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ロバート秋山竜次「油断するとすぐ金八先生になっちゃう」 福原遥主演『女々演』舞台挨拶レポ

2017年10月15日 14:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 京都国際映画祭3日目となる10月14日、TOHOシネマズ二条にて、『女々演』の上映と舞台挨拶が行われ、主演の福原遥はじめ、共演の秋山竜次(ロバート)、メガホンを取った髙野舞監督の3名が登壇した。


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 本作は、島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭のTV DIRECTOR’S MOVIE部門でも上映された青春映画。文化祭3日前にして、絶対的ヒロイン・佐々木ひかりが突然退部した演劇部を舞台に、残された「微妙」な女子4人の部員たちが、次のヒロインを選抜するために無記名投票を行う模様を描く。


 MCを務める河本準一(次長課長)の紹介により、登場する福原、秋山、髙野監督。本作を作ることになったきっかけについて、髙野監督は「私自身、学生時代の部活動で、女の嫌なところを随分と見てきたので、そういう部分を描く映画を作ってみたいなという思いが前々からあったんです」と明かす。


 “女の裏”がテーマとなっている本作は、福原のほかにも玉城ティナ、矢倉楓子(NMB48)、小野花梨とフレッシュな若手女優が多数出演。そんな中、先生役を演じた秋山について福原は「楽屋というか待機場所が教室で全員一緒だったんですが、みんなが集まっている中、秋山さんだけ端の方で、太陽に当たってたんです」というエピソードを披露した。それを受けて秋山は「そん時、すごく日差しが良かったんですよ」と日焼けするには絶好の天候だったことを語る。続けて、「しかも、マジで女子に囲まれちゃってるから……。しかも、こんな若い方々に」と当時の心境を振り返り、「でも、俺は焼いているようで、実はちゃんと(話を)聞いてたからね。意外とギスギスしてたんじゃない?」と冗談を言って、会場を沸かせた。


 そんな秋山の起用理由について、髙野監督は「スタッフの中で満場一致でした。ただ、何の教科の先生にしようかっていうのは、みんなで結構議論しましたね」と説明。「まあ、社会科の先生だったんですけど……」と設定を口にすると、秋山は「この髪型なんで、ちょっと油断するとすぐ金八先生みたいになっちゃうんですよ」とぶっちゃける。そのため、金八先生感を出さないようにするのに苦労したのだとか。


 普段、声が高い福原に髙野監督は「声を低くしよう」と要望したという。その理由について「どこかにいそうな女子高生にしたかったので、(福原)遥ちゃんの可愛さをどうしても抑えたかったんですよ」と話し、声のほかにも髪型などにも注意を払ったことを明かした。それを聞いた河本が「可愛さを抑えるのにもう必死で……」と反応すると、福原は「違います。全然そんなんじゃないです!」と必死に否定。そんな福原の可愛らしい姿に、会場からは笑いが溢れた。


秋山竜次(ロバート)、河本準一(次長課長)
 最後に本作の見どころを聞かれた秋山は「えぇーと……僕……、無音はちょっとキツイな……。BGMだけお願いします。ミュージックスタート!」と口にすると、お馴染みの曲(Skazi「Falafel pt.1」)が流れ出す。音楽を聴いた瞬間、福原は「ヤッター!」と大喜び。そのまま秋山は、梅宮辰夫の体モノマネを披露しながら、パスタを食べ「このシーンがあるんですよ」とひとボケした後、笑いに包まれた会場を後にした。(取材・文・写真=戸塚安友奈)