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MotoGP:初日からトップを奪い合ったマルケスとドビジオーゾ。予選もこのふたりが主役か

2017年10月13日 20:22  AUTOSPORT web

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初日からトップタイムを奪い合ったマルク・マルケス(左)とアンドレア・ドビジオーゾ(右)
MotoGP第15戦日本GPの初日に行われた2回のフリー走行は、総合1番手がアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ・チーム)、総合2番手がマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)という結果となった。ランキングトップ2がその順位を入れ替えた形だ。

 初日のセッションで、早くもマルケスとドビジオーゾが火花を散らした。終日ウエットコンディションで行われたフリー走行で、1分54秒台をマークしたのはドビジオーゾとマルケスのみ。前日の木曜会見で「ここからの3連戦はとても重要だ」と語っていたとおり、2017年シーズンのチャンピオンシップを象徴するかのようなふたりの走りだった。

 初日総合1番手タイムを記録したドビジオーゾはフリー走行1回目では5番手とやや出遅れた。フリー走行2回目には1コーナーでややラインがワイドになる場面もあったものの、7周目にはトップタイムとなる1分54秒877を記録。今シーズンの強いドビジオーゾが、日本GPでも存在感を示している。

「金曜日のパフォーマンスに満足している。好スタートを切ることができた。(タイヤの)グリップについていくつか疑問があったけど、フリー走行1回目でいいフィーリングを見つけ、午後(のフリー走行)2回目にはスピードを確認することができた」

「セッション序盤にすぐにベストタイムを記録できたことは重要だね。本当にいいスタートを切ったし、いいベースセッティングを見つけることができた。ただ、リアタイヤの摩耗が大きいから、明日は細部のセットアップを煮詰めたいと思ってる」

 ちなみに二日目の天候は曇り予報。ドライセッションになる見込みだ。また違ったコースコンディション、ドライタイヤでの走行となるだろう予選日に向けて、ドビジオーゾはこう語る。

「ミシュランのドライタイヤは正確に理解するのが難しいんだ。でも、僕はきちんとタイヤを理解していきたい。僕はドライで走る方が好きだけど、日曜日の決勝はまた雨になるみたいだね。だから、それに向けて準備していこうと思ってるよ」

 一方、初日総合2番手に甘んじたマルケス。フリー走行1回目ではトップタイムをマークしたが、2回目では4コーナーでハイサイドを起こし転倒している。

 しかし、転倒の原因も把握できているようで、マルケスは2016年に続き2年連続もてぎでの優勝に向けて自信をのぞかせる。

「今朝は完ぺきだったし、マシンのフィーリングもとてもよかったよ。フリー走行2回目ではセッションの最後にニュータイヤを履いたのだけど、フィーリングが違ってグリップもなかったんだ。今のMotoGPでは珍しくハイサイドで転倒してしまったけど、ボク自身は大丈夫だよ」

「転倒の原因を確認しなくちゃいけないけど、電子制御のセッティングで改善する方法があると思う。ボクにはスピードがあるし、ラップタイムもいい。週末に向けて、自信はあるよ」

 4回目のタイトル獲得をねらう若き天才マルケスと、MotoGPクラス参戦10年目にして初チャンピオンを目指すドビジオーゾ。まずは明日の予選でどちらがポールポジションを獲得するのか。ふたりの戦いから目が離せない。