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桐谷健太「『火花』は僕にとっても大切で素敵な作品」 京都国際映画祭2017オープニングイベント

2017年10月13日 15:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 10月12日、京都・西本願寺にて開幕された京都国際映画祭2017のオープニングイベントに、『火花』主演の桐谷健太をはじめ、相方・大林役の三浦誠己、監督の板尾創路が登壇した。


参考:菅田将暉と桐谷健太、理想と現実の狭間で葛藤ーー映画『火花』予告映像


 本作は、第153回芥川賞を受賞した、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹による同名純文学小説を、板尾監督が実写化したヒューマンドラマ。仕事はほぼないが才能を磨き合う日々を送っていた売れない芸人・徳永と先輩芸人・神谷の間に、わずかな意識の違いが生まれ始める模様を描く。


 強い信念を持ち徳永の師匠となる先輩芸人・神谷役を演じる桐谷は、国宝に指定されている唐門の前でフォトセッションとマスコミの取材を受けると、「関西の芸人の話なので、ぜひ関西のみなさんに見ていただきたい!」と声を弾ませた。続けて、「『火花』は僕にとっても大切で素敵な作品になりました」と振り返り、「大阪出身で京都もよく来ていたので、(京都国際映画祭で)関西の方たちにいち早く映画を観ていただけることになって本当にうれしいです」と喜びを噛み締める。最後に、「京都の人は笑いに厳しいと伺っているので、この映画をみてどう感じていただけたのか感想を聞いてみたいです」と口にした。


 一方、神谷と漫才コンビ「あほんだら」を組む大林役の三浦は、「本当に素晴らしい映画になっています。最高に魅力的な相方(桐谷さん)と“あほんだら”というコンビで漫才をやらせていただきまして、全幅の信頼を寄せている板尾監督に傑作を作っていただきました」と桐谷と板尾監督を絶賛。「いくらハードルを上げても足りないくらいの傑作になっておりますので、みなさん是非劇場でご覧になってください」と自信を滲ませた。


 そんな中、板尾監督は「とりあえず雨が降らなくてよかったです(笑)」と一安心。「京都国際映画祭でお披露目ということで、皆さんに観ていただける機会をいただいてすごく感動しております。観ていただいた方全員に感動が届くとうれしいです」と、京都国際映画祭2017で本作を披露できることへの感謝を述べ、「僕を含め、スタッフ・キャスト全員が自信をもって送り出せる作品に仕上がっておりますので、よろしくお願いいたします」と力強くコメント。


 桐谷、三浦、板尾監督の3人は、西本願寺の境内に敷かれた真っ赤なカーペットを一歩一歩踏みしめるように歩き、会場を後にした。(リアルサウンド編集部)