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古泉智浩の童貞漫画『チェリーボーイズ』、林遣都×柳俊太郎×前野朋哉で映画化 脚本は松居大悟

2017年10月13日 10:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 古泉智浩の人気漫画『チェリーボーイズ』が、林遣都、柳俊太郎、前野朋哉をキャストに迎え映画化されることが決定した。


参考:林遣都はいかにして個性派俳優に成長したか? 『しゃぼん玉』で見せた艶っぽさ


 原作は、著作『青春☆金属バット』『ライフ・イズ・デッド』『死んだ目をした少年』が過去に映画化されてきた、古泉智浩が2000年に発表した“童貞漫画の金字塔”。ある地方都市に住む、25歳で童貞のボンクラ3人組ーー国森信一、吉村達也、高杉誠ーーが、自分と人生を変えるために、脱童貞大作戦に挑む模様を描く。


 主演の林が演じるのは、自己中心的で見栄っ張りな主人公・国森信一。柳は乳首が大きいことがコンプレックスな吉村達也、前野はオタクっぽい外見と内気な性格で女性が苦手な高杉誠をそれぞれ演じる。


 メガホンを取ったのは、助監督として黒沢清監督や三池崇史監督に師事し、テレビドラマ『彼岸島』『初森ベマーズ』などを手がけてきた西海謙一郎監督。本作が長編映画初監督作となる。脚本は、『私たちのハァハァ』『アズミ・ハルコは行方不明』 の松居大悟が手がけている。


 撮影は既に終えており、2018年2月17日より、シネ・リーブル池袋、渋谷TOEIほかにて全国公開される。


※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記


【林遣都(国森信一役)コメント】
古泉智浩さんの原作を読ませていただき、この漫画の世界に飛び込んでみたいと強く感じました。20代半ばにしてチェリーボーイズと呼ばれる中身も外身もコンプレックスだらけの3人の男達が、諦めかけていた人生、敗れ去った青春を取り戻すべく、必死にもがき苦しみ叫び続ける、情けなくもどこか切ない物語に、沢山勇気を貰いました。西海監督、そして柳俊太郎さん、前野朋哉さんと共に、魂を込めて悩める童貞青年の思いをぶつけました。是非見届けていただけたらと思います。


【柳俊太郎(吉村達也役)コメント】
ビーチク役を演じさせて頂きました、柳俊太郎です。半年ほど前に撮影を終えて久しぶりにビーチクという役名を言ってみると、とても懐かしくあの時に感じた青春を思い出します。『チェリーボーイズ』の台本を初めて拝見させて頂いた時に、最低な3人組のズッコケでピュアな青春ストーリーにとても熱いものを感じました。どこか愛おしく憎めない3人組を演じるのがとても楽しみになりました。それでもやはり彼らは最低ですが。笑 最初はクンニ、カウパーという呼び名に少し抵抗はあったものの、すぐにチェリーボーイズの世界に引き込まれ、とても充実した撮影期間を過ごさせて頂きました。最低でくそったれな3人組が終わりに近づくにつれて、とても寂しく切ない気持ちになったのを今でも覚えています。キャスト、スタッフの皆さんに支えられて素晴らしい青春バイオレンスエロサスペンス作品に参加できて最高でした! ぜひ皆さん、映画『チェリーボーイズ』をよろしくお願い致します。


【前野朋哉(高杉誠役)コメント】
かつて童貞だったキャスト・スタッフと、現役童貞のキャスト・スタッフで真剣に「童貞」と向き合いました。童貞だった頃に書いたとされる松居大悟さんの脚本『チェリーボーイズ』を紐解いていくと心情や行動がとんでもなく複雑なのです。それを読み解き、演じな
がら体感していく中で、林くんと柳くんと僕の仲に生まれたモノがありました。生きとし生きるもの全ての方にご覧頂きたいです。


(リアルサウンド編集部)