インディカー・シリーズが2018年のレーススケジュールを発表。ワトキンス・グレンの代わりにポートランド・インターナショナル・レースウェイが加わり、全17戦で開催される。
9月にソノマで最終戦を終えた2017年のインディカー・シリーズは、10月12日に2018年のカレンダーを発表した。
2018年からはダラーラが開発したユニバーサルエアロキットが導入されるインディカー・シリーズ。現在は開発テストが進められ、来年から各チームへとデリバリーされるエアロキットは、より多くのバトルが増加されエキサイティングなレースが行われると期待されている。
「2018年スケジュールの強みと一貫性に我々は誇りに思わなければならない。また、ユニバーサルエアロキットの導入によってシリーズが上昇していくことを楽しみにしている。テストではよりエキサイティングになると示されている」とインディカー・シリーズCEOであるマーク・マイルズは語る。
2017年同様に2018年は全17戦で開催される。ストリートレースは、開幕戦の舞台となるセント・ピーターズバーグをはじめ5戦。ロードコースは、ロード・アメリカやミド・オハイオといったアメリカ伝統のサーキットに加え、新たにポートランド・インタナショナル・レースウェイでのレースを含む6戦が予定。
オーバル戦は、第102回インディアナポリス500マイルレースを含むスーパースピードウェイが3戦、ショートオーバルが3戦と2017年同様に計6戦がスケジュールされた。
また、開幕前の公式テストはフェニックス・レースウェイで2月9、10日に行われる予定だ。
ザ・グレンの代わりにカレンダーに加わったポートランド・インタナショナル・レースウェイは、1984年から2007年までCARTやチャンプカーを開催。久々にカレンダーに加わり、アメリカン・オープンホイールのトップレースが行われる。
「熱狂的なファンの前で再びレースを開催することに興奮を抑えることができない。インディカーの歴史を通して、ポートランド・インタナショナル・レースウェイはスリリングなロードレースを生み出してきた。1997年にはロード/ストリートで最も接近したレースフィニッシュのレコードを持っている。そして、その記録が新しくなるのは2018年になるだろう。ファンが見逃したくないレースになると期待している」とマイルズはコメントしている。
■インディカー・シリーズ2018年カレンダー
ラウンド開催日開催地コース13月11日セント・ピーターズバーグストリート24月7日フェニックス・インタナショナル・レースウェイオーバル34月15日ロングビーチストリート44月22日バーバー・モータースポーツパークロードコース55月12日インディアナポリス・モータースピードウェイロードコース65月27日インディアナポリス500マイルレースオーバル76月2日デトロイトストリート86月3日デトロイトストリート96月9日テキサス・モータースピードウェイオーバル106月24日ロード・アメリカロードコース117月8日アイオワ・スピードウェイオーバル127月15日トロントストリート137月29日ミド・オハイオ・スポーツカー・コースロードコース148月19日ポコノ・レースウェイオーバル158月25日ゲートウェイ・モータースポーツパークオーバル169月2日ポートランド・インタナショナル・レースウェイロードコース179月16日ソノマ・レースウェイロードコース