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2018年MotoGPに昇格の中上貴晶が未来のライバル、マルケスらと並ぶ/木曜会見

2017年10月12日 20:52  AUTOSPORT web

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中上のコメントに注目するGPライダーたち
10月13日からセッション開始となるMotoGP第15戦日本GPに向けて、栃木県のツインリンクもてぎでプレスカンファレンスが開催された。

 プレスカンファレンスに登場したのはMotoGPクラスでランキングトップにつけるマルク・マルケス(ホンダ)、ランキング2位のアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、ランキング3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、そして、前戦アラゴンGPで今シーズン2度目の6位入賞を果たしたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)のMotoGPライダー4名。

 Moto2クラスからは、来年からMotoGPクラスへのステップアップが決まり、もてぎがホームレースとなる中上貴晶(カレックス)、Moto3クラスからはチャンピオンシップをリードするホアン・ミル(ホンダ)が参加した。

 MotoGPクラスのポイントリーダーであるマルケスは「去年のもてぎはすばらしいレースだった。ホンダのホームレースで勝つことができ、チャンピオンも決めることができたからね。ミサノでもアラゴンでもいいレースができているし、もてぎでもフリー走行1からいい方向を見つけて、いいレベルをキープし、どんなコンディションにも対応して、日曜日には表彰台に立ちたい」と語った。

 そのマルケスを16ポイント差で追うドビジオーゾは「この(日本、オーストラリア、マレーシアの)3連戦はとても重要だ。チャンピオン争いはまだ接戦で、レースごとに状況が変わる。重要な局面にいるけど、ボクはとても落ち着いている。もてぎはボクにとっても、ドゥカティのマシンにとっても戦闘力のあるコース。全力でプッシュしていくつもりだ」とコメント。

 さらに、チャンピオンを争うにあたりマルケスに対してどんなアドバンテージがあるか、という質問に対してドビジオーゾは「僕はみんなよりも年上で経験が豊富。だから、僕にはひとつ手札があるんだ」と回答し、チャンピオンシップへの自信を感じさせた。

 ランキング3位のビニャーレスは、「アラゴンでマシンのセットアップを進歩させることができ、特に決勝でタイヤ選択を含めて進歩できた。3連戦はこれまでもいい結果を残しているし、マシンももてぎに合っていると思うので、レースウイークのスタートから100%プッシュしたい」と語った。

 前戦のアラゴンGPでインディペンデントチームのトップとなる6位でフィニッシュしたアレイシ・エスパルガロは「アラゴンはボクにとっても、アプリリアにとってもすばらしい結果だった」と次のようにコメント。

「昨年からバイクが大きく変わった訳ではないけど、ウエイトとジオメトリーが変わってパフォーマンスがだいぶ変わった」

「去年のもてぎではマーベリックと争って4位に入賞している。もてぎはブレーキに厳しいコースだけど、僕はブレーキングを得意としているし、アプリリアはコーナー進入での安定性も高い。ただ、今週末のどこかでドライで走れることを願いたいね」

 ホームレースを迎えたMoto2クラスの中上は「もてぎは年に一度のホームグランプリ。再び日本でレースができてうれしいし、今週末を楽しみにしている。MotoGPへのステップアップが発表された直後のシルバーストンでの優勝を始め、いくつかのレースでは(結果が)よかった。残り4戦、特にもてぎではいいレースがしたい」とホームレースでの優勝をねらう。

 もてぎでMoto3クラスタイトル確定の可能性があるミルは「この時点で80ポイントのリードがあるのはとてもハッピー。これまでのレースと同じようにベストを尽くしたい。レースに向けてモチベーションは高いので、今年はいろいろなレースがあったし、何が起こるかわからない。とにかくチャンピオンを逃さないことが大事だ」と、チャンピオン獲得に向けた堅実な姿勢を見せた。

 ついに開幕するMotoGP日本GP。明日10月13日午前9時からMoto3クラスのフリー走行1がスタートする。