トップへ

ハーヴェイ・ワインスタインの“セクハラ”騒動 マット・デイモン&ベン・アフレックにも飛び火

2017年10月12日 20:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

大物プロデューサーのセクハラ騒動が彼らにも飛び火
大物映画プロデューサーとして知られ、多くの人気女優・俳優を起用しヒット作品を世に出してきたハーヴェイ・ワインスタイン。しかしその裏で、アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトロウを含む多くの女優達に卑劣極まりないセクハラ行為を働いていたことが判明した。ワインスタインの妻は早速別れを決意し、ワインスタインは自身の名を持つ会社からも解雇を通達され「お先真っ暗」状態だ。そんな中、俳優ベン&ケイシー・アフレック兄弟と俳優マット・デイモンに女優ローズ・マッゴーワンが火を噴いた。

先日、女優ローズ・マッゴーワンがTwitterを更新。多くの女優達がハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラを告白する中、マット・デイモンに対しては「ダンマリを決め込んで、暴利を得るだけの意気地なし。そんな立場ってどういう気分?」とツイート。またベン&ケイシー・アフレック兄弟に対しても「ボーイズ、どんな朝をお迎えかしら?」などと書き込み、「ワインスタインのセクハラ行為を知っていながら黙っていた」と示唆した。

そんな中、マット・デイモンは『Deadline』の取材に応じ、ワインスタインの行為を非難しこのように述べた。

「こういうこと(女性へのセクハラ行為)がこの世にあるのは知っているさ。」
「僕は5本か6本、ワインスタインの映画に関わった。でもセクハラ行為を目撃したことはないよ。知っていただろうって言われても、知らなかったとしか言えない。こういう行為は人目につかない場で起こるんだから。」
「でもこのようなことが起きていたのに、僕が気付いていなかったのだとしたら本当に申し訳ない。だって、知っていたら止めていたはずだから。」
「被害を受けた方達を、本当に気の毒に思う。今こうして女性達が立ち上がっていること、そして彼女達の勇気は素晴らしいと思う。」

一方でマットの親友でもあるベン・アフレックは、Facebookにこう書き込んだ。

「一緒に働いたことのある人間(ワインスタイン)が、権力を利用して何年ものあいだ多くの女性にセクハラ行為をしていたと知り、怒りを感じるし悲しくも思っています。その他にも様々な声があがっていると今朝(メディアの)記事を読んで知り、気分が悪くなりました。完全に容認できない行為ですし、このようなことが起こらぬように僕自身には何ができるのか、自問しています。」
「姉妹、友人、同僚、娘達を守れるよう、もっときちんとしなくては。被害を告白した人々をサポートし、そのような行為を見かけたら責めねばなりません。そしてより多くの女性が力のある地位につくよう、手助けせねばなりません。」

しかしベンについては過去に女優の胸を掴むなど、自らもセクハラしていたことが今になって明らかに。これについてベンは否定せず、「不適切な行為をしてしまった」「真摯に謝罪いたします」とツイートしファンを驚かせている。

ハリウッドのセクハラ事情は、想像以上に根深く深刻なもようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)