マレーシア、日本の2連戦でトラブルが連発したフェラーリF1が、再発防止のため、品質管理部門を再編、新たな人員を招き入れた。
フェラーリはマレーシア予選でセバスチャン・ベッテル、決勝でキミ・ライコネン、日本GP決勝では再びベッテルにトラブルが発生した。そのため、コンストラクターズ、ドライバーズ両選手権において、フェラーリとベッテルは、メルセデスとルイス・ハミルトンに大きく遅れをとり、タイトル獲得は非常に厳しい状況となった。
日本GPでスパークプラグの問題でベッテルがリタイアした後、フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネは「技術的に小さなものがマシンに大きな影響を及ぼし、何百万ユーロという損害をもたらした」と語った。
「あまり重要でなかったために、いつしかこういう問題を無視していたということだろう」
「F1で使用するコンポーネントの品質管理についての取り組みを改める必要がある」
「少なくとも3回、それがスクーデリアのパフォーマンスに壊滅的な影響を与えた。これを修正しなければならない」
フェラーリは、金属および化学製品のエキスパートであり、フィアット・クライスラー・オートモビルズで過去数年にわたり品質管理部門を率いたマリア・メンドーサを抜擢するということだ。