MotoGPに参戦しているモンスター・ヤマハ・テック3は10月12日、チームのジョナス・フォルガーが健康上の理由から第15戦日本GPを欠場すると発表。続くオーストラリアGP、マレーシアGPも出場できるか不透明だと明らかにした。
フォルガーは日本GPに向けて来日していたが、サンマリノGP以来、体調不良を感じており、チーム代表のエルベ・ポンシャラルと話し合いを持ち、メディカルチェックを受けることに。
MotoGPシリーズに帯同しているクリニカモビルで検査を受けた結果、精密検査のためにドイツに帰国することになった。
「モチベーションが高い状態で日本に来たし、フライアウェイ3連戦を戦う気だった」とフォルガー。
「しかし、ミサノやアラゴン戦あたりから、体調は万全ではなかった」
「日本に着いてからは、体に力を感じられず、ホテルの部屋を出ることすら難しい状況だった。そのせいで、ヤマハのイベントも欠席することになり、申し訳なく思う」
「水曜日の夜に(チーム代表の)エルベと話して検査を受けることにした。その結果、今すぐドイツへ帰国して血液検査を受けるように言われたんだ」
「以前、エプスタイン・バール・ウイルスに感染したことがあり、それが再発した可能性があるが、ミュンヘンで検査を受けてみないと確実なことは分からない」
「チームやホームレースを迎えるヤマハには申し訳なく思うし、パーソナルスポンサーにも謝らなければいけないね。そして、この難しい状況で僕をサポートしてくれる人に感謝しているし、ポジティブな気持ちを持って、より強くなって戻ってくるよ」
チーム代表のポンシャラルは「ジョナス・フォルガーが検査のためドイツに帰国しなくてはならず、日本GPを戦えないことを残念に思う」と語った。
「彼はなんらかの病に悩まされているが、具体的な病名は分かっていない。しかし、シリーズに帯同している医師から、彼が弱っている状況であることを伝えられた」
「唯一、救いと言えるのは、サマーブレイク以降、なぜ彼の体調が回復しなかったのか、その理由が判明したことだ。彼がいつ復帰するか予想する気はない。今は彼の体調が回復することだけを願っているよ」