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スーパーGT:PANTHER TEAM THAILAND 2017年第7戦タイ レースレポート

2017年10月12日 12:02  AUTOSPORT web

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写真
PANTHER TEAM THAILAND
2017 SUPER GT RACE REPORT

Round.7 Chang International Circuit

 パンサーチームタイランドは、10月7日~8日、タイ ブリーラム県チャーン・インターナショナル・サーキット(Chang International Circuit)で開催された2017 SUPER GTシリーズ第7戦に参戦した。

 ドライバーはナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ(Nattavude Charoensukhawatana)とナタポン・ホートンカム(Nattapong Hortongkum)。マシンはARTO 86 MC 101という体制でGT300クラスを戦う。チームタイランドにとって、ホームコースでのレースである。

■PRACTICE
 練習走行前に突然雨が降り、ウエット宣言下でプラクティス・セッションが始まった。雨が止んでコースが徐々に乾き出す中、ジャルーンスルカワッタナはレインタイヤを装着して走り始めたが、その後スリックタイヤに交換、走行を続行した。

 セッション後半はホートンカムが走行、GT300専有となった段階で再びジャルーンスルカワッタナがステアリングを握って予選タイムアタックのシミュレーションを行った。最終的にクラス20番手となる1分34秒397を記録した。

■QUALIFY
 チームは練習走行後、ギヤレシオの交換を行い公式予選に備えた。午後、再び雨が降り、コースはウエットコンディションとなった。Q1を担当するジャルーンスルカワッタナはレインタイヤを装着して走行した。ベストタイムはQ2進出には1秒685届かない1分42秒918で、24番手スタートが決定した。

■RACE
 決勝レース直前に雨が降ったため、レースはウエットコンディションで始まった。スタートはジャルーンスルカワッタナが担当、レインタイヤを装着して走り始めた。ジャルーンスルカワッタナは1周目に16番手まで順位を上げ、15周を走ってピットイン、スリックタイヤへ交換した。

 ジャルーンスルカワッタナは引き続きステアリングを握りレースに復帰すると38周を走ってピットイン、ホートンカムに交代した。ホートンカムは20番手でレースに復帰したが、フィニッシュまで7周となったところでシフトトラブルによりコース上に一旦停止、その後走行を再開して21位でフィニッシュした。シリーズ最終戦は、11月11日~12日、栃木県のツインリンクもてぎで開催予定となっている。

正式結果
公式予選 クラス24位 1分42秒918
決勝 クラス21位 63周(3周後れ)

■COMMENTS
ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ レース中ベストタイム 1分36秒667
 走り慣れたコースですが、非常にプレッシャーを感じた週末でした。走り始めて、ギヤレシオが合っていないと感じたので予選に向けて変更しましたが、最後まで完全な状態にはなりませんでした。

 コンディションが激しく変わったこともあり、クルマの状態をコースに合わせるには時間が足りませんでした。予選がドライコンディションならもっと良いタイムが出せたと残念です。決勝ではシフトトラブルがあって苦しい走りになってしまいました。

ナタポン・ホートンカム レース中ベストタイム 1分36秒672
 走り慣れたコースでのレースでしたが、週末を迎えて非常に緊張してしまいました。決勝レースでは、コーナーに飛び込んで素早くシフトダウンをしようとするとギヤが入らない症状がありました。

 それでも走行を続けていましたが、とうとうニュートラルからギヤが入らなくなってしまい、ストレートを通り過ぎたところで一旦マシンを止めざるをえませんでした。そこでまたギヤが入ったので走行を再開しました。トラブルは残念ですが、完走できたので満足です。

ステポン・サミタシャ(Suttipong Smittacharth)
 地元の友人や知人が応援に来てくれたので、これは結果を残さなければいけないと、緊張してしまいました。ドライバーは、走り慣れたコースだけに自信を持って走っていました。

 プラクティスで1分34秒台まで出ていたので、ドライコンディションならば予選でQ2へ進出できたと思うのですが、ウエットコンディションになってしまったのが残念です。決勝ではトラブルも出てしまったものの、鈴鹿に続き無事故で完走という結果に終われたので満足はしています。