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NASCAR第30戦:トゥルーエクスJr.が予選17番手から逆転。トヨタはプレーオフ4連勝

2017年10月12日 11:32  AUTOSPORT web

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NASCAR第30戦を制したマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)
モンスターエナジーNASCARカップは10月8日、第30戦シャーロットが行われ、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が今季6勝目を飾った。

 チャンピオン決定戦“プレーオフ”の第2ラウンド初戦となるシャーロット戦は、ノースカロライナ州コンコードにあるシャーロット・モーター・スピードウェイで334周で争われた。

 今シーズン、すでに5勝を手にする強さをみせてきたトゥルーエクスJr.だったが、このシャーロット戦は17番手スタートと予選で苦戦し、90周目までのステージ1も12位。2月の開幕戦デイトナ以来に、ステージ1でのトップ10入りを逃してしまう。

 しかし、トゥルーエクスJr.はここから速さを取り戻し、180周目までのステージ2では、カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)のクラッシュによるイエローコーションもあり、ステージ4位までポジションを上げてみせた。

 そして迎えた最終ステージ3は、279周目にカイル・ブッシュがスピンしてイエローコーションが出され、トゥルーエクスJr.はこの時点でトップに浮上する。

 その後、レースはチェッカー直前までトゥルーエクスJr.がリードする形で推移。フィニッシュ直前には2度のイエローコーションが出され、レースは延長戦“オーバータイム”に突入したが、リスタートでを決めたトゥルーエクスJr.は0.911秒差でトップチェッカーを受け、シーズン6勝目を飾るとともにプレーオフ第3ラウンド進出を決めた。

「予選は最悪の結果だったから、信じられない勝利だ」とトゥルーエクスJr.。

「チーム全体の勝利だよ。チームに関わっているすべての人間が完璧な仕事をしてくれた。チームを心から誇りに思う」

 なおトヨタ陣営は、これで4連勝。現時点でプレーオフ全勝と圧倒的な強さを発揮している。

 トゥルーエクスJr.に続く2位はチェイス・エリオット(シボレーSS)、3位はケビン・ハービック(フォード・フュージョン)だった。

 プレーオフ第2ラウンドの2戦目となるモンスターエナジーNASCARカップの第31戦は10月15日、アラバマ州のタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。