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「住みやすそうな街ランキング」1位は相変わらずの吉祥寺 急上昇中の北千住にも注目

2017年10月12日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ビデオリサーチは10月11日、住みやすそうな街についてのアンケート結果を発表した。調査は今年4~6月にエリア・ランダム・サンプリングで実施し、12~69歳の男女4800人から回答を得た。

「住みやすそうな街トップ10」の結果は以下の通り。

1位「吉祥寺駅周辺」(23.6%  前回1位)
2位「二子玉川駅周辺 (16.2% 同2位)
3位「荻窪駅周辺」(14.8% 同4位)
4位「武蔵小杉駅周辺」(13.9% 同5位)
5位「自由が丘」(13.7% 同3位)

6位以降「中野駅周辺」(13.4%)、「調布駅周辺」(13.3%)、「北千住」(12.9%)、「たまプラーザ駅周辺」(12.5%)、「立川駅周辺」(12.3%)と続く。

北千住のイメージ「庶民的」「買い物に便利」「親しみがある」

2016年同様、1位吉祥寺、2位二子玉川となっている。その差分が7.4ポイントと、吉祥寺人気は不動といえそうだ。上位10位はJR中央線沿線と東急線沿線の駅を持つ町が多くを占めている。

そんな中、昨年14位から8位に急上昇したのが北千住だ。JR東日本、東京メトロ、東武鉄道、首都圏新都市鉄道の4社5路線が乗り入れる交通利便性の高さや、駅前に商業施設が隣接している便利さなどが評価されてのことだとも考えられる。

北千住と回答した人に街のイメージを聞くと、1位は「庶民的な」(48.5%)で約半数が回答している。2位以降「買い物に便利な」(28.5%)、「気楽な」(27.9%)、「親しみのある」(23.5%)、「にぎやかな」(18.5%)と続く。

一方、1位の「吉祥寺」と回答した人に街のイメージを聞くと、1位「買い物に便利な」(53.2%)、次いで「にぎやかな」(43.4%)、「おしゃれな」(35.5%)、「庶民的な」(32.9%)、「楽しそうな」(31.7%)となっている。

北千住派は節約志向だけど「ローンを組むことに抵抗がない」人が多い傾向に

これらの住みやすさに繋がる"イメージワード"の違いが生じる背景には、何があるのだろうか。吉祥寺派と北千住派の「日常生活における意識」を比較すると、吉祥寺派は「大学を卒業させたい(したい)」(81.7%)、「流行には敏感である」(23.1%)で北千住派を各9.9ポイント上回る結果となった。

他にも吉祥寺派は「ファッションの好みははっきりしているほうだ」(63.5%/北千住54.7%)、「絵画や写真などの鑑賞に関心がある」(45.8%/同37.1%)、「自分をより魅力的に見せるためにおしゃれをする」(48.1%/同40.3%)などファッションやアートへのこだわりの強さがうかがえる。同社は、

「住みやすさに繋がるワードに『おしゃれな』が上位に挙がるのもおしゃれであることが自分の魅力を決める重要な要素と考えていることの現れなのでしょうか」

と分析している。一方北千住派は「節約術を実施している」が38.8%で、「吉祥寺派」を5.9ポイント上回っている。

他にも「資産運用に関心がある」(38.8%/吉祥寺33.3%)、「お金を借りる際には金利を気にするほうだ」(72.4%/同67.7%)などお金に関する意識が高い傾向がみられた。しかし「キャッシングやローンを組むことに抵抗がないほうだ」も15.0%と、吉祥寺派より5.3ポイント上回る結果がでている。

ちなみにライフルホームズの公式サイトによると1ルームの賃貸相場は、北千住が6.31万円、吉祥寺で7.21万円となっている。何にせよ、住みたい街に住みたいものだ。