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「本来のライトウエイトへ回帰」。『エリーゼ』などロータス4車種が国内初公開

2017年10月11日 16:02  AUTOSPORT web

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エリーゼ・スプリント220
イギリスの老舗ブランド、ロータスの日本正規販売輸入総代理店を務めるエルシーアイ株式会社は10月11日、東京・六本木にある東京ミッドタウンで発表会を開催。6月に発売を開始している『エリーゼ』、『エリーゼ・スプリント220』、『エキシージ・スポーツ380』、『エヴォーラ・スポーツ410』を国内初公開した。

 エルシーアイは2017年6月23日に、『究極のライトウエイト・スポーツ』として唯一の存在とも言える『エリーゼ』の伝統に立ち返り、“ライトウエイト”、“スポーツ”、“ロータスらしさ”を軸にラインアップを刷新。上述の4車種も同日から発売が開始されているが、今回日本に初上陸したことを受けて、改めて紹介される形となった。

 各車とも、前モデルから軽量化を実現しているが、なかでもロータス・エリーゼには日本だけのラインアップとしてエアコンやオーディオ、フロアマットなどラグジュアリーな装備を削ぎ落としたグレードを設定。約15kgの軽量化を果たし、ロータスらしいドライビングを実現しながら、消費税込み500万円を切る価格設定を実現した。


 エリーゼ・スプリント200はカーボンファイバーやポリカーボネート、リチウムイオン電池などの採用により、エリーゼ・スポーツから26kgもの軽量化を達成した1台。エキシージ・スポーツ380はスーパーチャージャー付き3.5リッターV6エンジン搭載というシリーズの特徴はそのままに、カーボンやポリカーボネートなどの採用で30.2kgも軽量化。「ロータスの誇るハンドリング性能と卓越したパワー」をあわせ持つ1台になっているという。

 そしてエヴォーラ・スポーツ410は、従来モデルから70kgもの減量を達成した1台で、ロータスが提示する新時代のGTモデルと位置づけられる1台だ。

 各モデルのお披露目に先立ち、エルシーアイ株式会社の高橋一穂代表取締役社長は「これまで五月雨的に各モデルがマイナーチェンジ、モデルチェンジすることが多かったですが、一斉に全車が新モデルに変更されたのは今年が初めてのことになります」と語った。

「先代のロータス社長時代は、どんどん重く、大きく、高出力にという傾向がありましたが、現在は本来のライトウエイトへ回帰しています。価格についても円安の影響で、値上がり傾向にありましたが、本社と協議を重ねて500万円を切る価格設定のエリーゼを用意することができました」

「今後、ますます日本のマーケットで台数を増やせると期待しております」

 また会見には、ロータス本社でセールスマネージャーを務めるライアン・ワトソン氏が登壇。「現在、約9000台のロータスが日本を走っている。今後も重要なパートナーであるエルシーアイとともに、成長していきたい。また、2018年末までに正規取扱店を現在の19店舗から25店舗に拡大したいとも思っている」とコメント。

 つづけて、2018年に国内投入を予定している『ロータス・エヴォーラGT430』、『ロータス・エヴォーラGT430スポーツ』について概要を語った。

「エヴォーラGT430は、これまで製造してきたエボーラのなかで、もっともパワフルな1台で、10月下旬には生産を開始する。日本市場には2018年初旬の投入を予定している」

「また、そのエボーラGT430の兄弟車であるエヴォーラGT430スポーツは、最高時速は315キロに及ぶなど、史上もっとも速いロータスに仕上がっている。こちらは2018年に生産を開始する予定となっている」

 そのほか発表会では、ジャパン・ロータスデー2018が2018年9月2日に富士スピードウェイで開催されることが明かされたほか、ロータスのワンメイクレース、『ロータス・カップ・ジャパン』は25台の参加台数を目標に、2018年は年間6戦の開催予定であることも発表された。

 なお、東京ミッドタウンでは10月11日(水)の21時まで、国内初披露となった4車種が展示されているので、お近くの方は足を運んでみては。