F1が10月末から11月初めにかけて、将来のレギュレーションのプランをチーム側に提示する見込みであると、ドイツメディアが伝えた。
2021年から新たなエンジンレギュレーションを導入するため、F1のスポーツ面を取り仕切るロス・ブラウンは、専門家を集め、各マニュファクチャラーの意見を聞きながら、方向性について協議している。
FIAは4月、今後のF1の方向性として、市販車と関連する技術を開発する実験室であること、将来のパワーユニットはパワフルでありつつ、よりシンプルで、開発および製造コストがより低いものにすること、サインドを改善することについて、大筋で合意に達していると発表した。
Auto Motor und Sportは、FIAとFOMは10月31日に新しいエンジンレギュレーション案についてチーム側に示す予定であると報じた。
これまでの協議の結果、V8やV10に戻ることなく、V6ターボ・ハイブリッドを維持しつつ、よりシンプルな構造と標準パーツを導入するというプランが推し進められているといわれる。
F1首脳陣は、インディペンデントのエンジンマニュファクチャラーが新規参入することを望んでおり、新規則にそれを促進するような要素を入れたい考えだ。
ポルシェやアストンマーチンは、新規則の内容によってはF1参入を検討する可能性があるが、重要となってくるのはコストの問題だ。
F1は11月7日のストラテジーグループ会合で予算制限に関する最初の案をチームに提示する予定であると、Auto Motor und Sportが伝えている。早ければ2019年から新たなコスト削減策が導入される可能性があるということだ。