中国・浙江省に建設された新サーキット、寧波国際サーキットで10月7~8日に開催されたTCRインターナショナルの第9戦は、同ラウンドから最終戦にかけての2戦にテスト参戦するとアナウンスしていたヒュンダイの新型マシン『i30 N TCR』をドライブするガブリエル・タルキーニが、初戦で見事なデビューウインを飾った。
ヒュンダイ・モータースポーツとの契約でこの新型TCRマシンの開発ドライバーを務めるタルキーニは、来季2018年からの『ヒュンダイi30 N TCR』本格デリバリーを前にこの中国ラウンドと最終戦ドバイの2戦にテスト参戦することが決定。開発部隊としてオペレーションを担当するイギリスのBRCレーシングと、このプログラムのために招聘されたベテラン、アラン・メニュとともに初のTCRイベントに臨んだ。
その新型マシン2台に注目の集まる中、予選Q1からいきなりの速さを見せたi30 N TCRは、メニュが1分32秒811という驚異的なベストタイムをマーク。そのコンマ1秒落ちでタルキーニが続き、初開催サーキットゆえインターナショナル・シリーズの誰もがデータを持たないという横並び条件の中、さっそくの競争力を披露してみせた。