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パーマー、日本GPが最後のF1となる可能性を示唆。「ルノーの選択を尊重する」

2017年10月10日 15:02  AUTOSPORT web

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パーマーは最終戦を待たずにルノーを去ることになった
ジョリオン・パーマーのF1キャリアは、少なくともしばらくの間は終了することになった。ルノーでの最後のレースとなった日本GPでは努力を証明しようとしていたが、またしてもノーポイントでレースを終えている。

 2017年シーズンにおいてはシンガポールGPで初ポイントを獲得したものの、今季はこれ以上成績を改善するチャンスを得ることはできなくなった。

 日本GPの土曜日、この週末の決勝が彼のルノーF1チームでの最後のレースになることが発表された。アメリカGPでは彼の後任であるカルロス・サインツJr.が出走することになり、このニュースはパドックの多くの関係者を驚かせたが、パーマー自身は発表前に知らされていたと語った。

 鈴鹿でのSky Sports F1の取材に対して「とても明快なことだ」とパーマーは答え、以下のように続けた。

「カルロスは来季の契約を結んだが、シリル(・アビテブール/ルノーF1のマネージングディレクター)は今シーズン中にも、彼をレースに出したいという意志を明らかにしたんだ。このレースの後は数週間の間が空くから、このタイミングで袂を別つのは理にかなっている」

「これがチームとの最後のレースになると考えると、この週末は少し奇妙に感じた。チームに入ってもう3年になる。彼らとオースティンに行けないのは残念だ」

「でもチームの選択を尊重するし、将来の健闘を祈っているよ。僕たちは別々の道を行くことになる。僕は自分の将来のために、何か違うことをする」

 現時点で将来にどのような可能性があるのかは分からないとパーマーは言う。

「おそらくは家に帰る飛行機の中で、本当にルノーに、そしてもしかするとF1にも二度と戻らないんだろうという実感が湧くんじゃないかな」

「残念だけど僕は前に進むよ。人生にはまだ多くのことがあると思うし、何ができるかを見つけようとしているところだ。これがF1だ。こういうことが起こるものなんだ」

 パドックでの絶え間のないプレッシャーや評価に直面する代わりに、休息を取ることになるというこの先の見通しは、ほとんど慰めにならないようだ。

「シーズンが終わるのを見届けたかったし、自分が始めたことを終わらせたかった。今年はストレスレベルがとても高く、様々な理由からひどく難しいシーズンだった」と彼は話す。

「毎週末ごとにいくつか疑問が沸き起こっていたし、僕たちが望む形でシーズンが展開しないことでプレッシャーはますます大きくなった。でもそれでも僕はシーズンの終わりまで見届けたかったよ」

「この数週間はそのように見えなかったかもしれないが、チームは良い状況にあると思う」とパーマーは指摘した。

 ルノーからの最後の参戦となる週末、パワーユニット交換によってグリッド降格のペナルティを受けたことで、彼の運命はスタートシグナルが消える前に決まってしまった。

「ここでエンジンペナルティを受けることになるのは分かっていた。18番グリッドからスタートして12位でフィニッシュというのは、ほぼ僕たちの実力通りだと思う」

「あともう1周あったら、終盤は(フェリペ・)マッサより4秒速いペースで走れて、すぐ後ろにつけられただろう。だから、もしかすると1ポイント稼げていたかもしれない。とはいえ、チェッカーフラッグを見られてよかったよ」

 パーマーの成績は、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回るものだった。ヒュルケンベルグはDRSのトラブルにより40周目でリタイアしており、レース後に以下のように語っている。

「残念なことだよ。DRSの小さな金属製のコンポーネントが壊れて、開いたままになってしまったんだ。絶好のチャンスを逸してしまったので、なぜ壊れたのかを調べるつもりだ。今日はたくさんのポイントを獲得できたはずだったのにね」