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スーパーGT:ポルシェジャパン 2017年第7戦タイ レースレポート

2017年10月10日 14:32  AUTOSPORT web

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スーパーGT:ポルシェジャパン 2017年第7戦タイ レースレポート
D'station Porscheは作戦的中で3位を獲得。GULF NAC PORSCHE 911は14位

 ブリーラム(タイ). ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)のドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3Rで2017年のスーパーGT GT300クラスに参戦するD'station Racing(#33)は、第7戦(チャン・インターナショナル・サーキット)の決勝において3位入賞を果たし、第2戦以来となる表彰台を獲得しました。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は14位で完走いたしました。

 第7戦の舞台はスーパーGT唯一の海外ラウンドであるチャン・インターナショナル・サーキット。D'station Porsche(#33)は、藤井誠暢とともにポルシェ ファクトリードライバーのスヴェン・ミューラーがドライブし、10月7日(土)の公式練習では7番手と好発進をみせる。

 しかし、公式予選の前に降ったスコールによって、路面は非常に難しいウエットコンディションに。予選Q1では藤井が渾身のアタックをみせたものの、15番手と惜しくもQ2進出を逃してしまった。

 明けた10月8日(日)のサーキットは午前中こそ晴天で、タイらしい暑さのなかで2万6376人もの観衆が訪れ賑わいをみせていたが、スターティンググリッドの段階で、急にサーキットにスコールが降り注いだ。これでふたたびコースはウエットとなったが、雨が止んだ後は日射しが注いでおり、急速に路面が乾くことも予想された。

 D'station Porscheは他車がウェットタイヤを装着するなかで、佐々木主浩総監督の判断により、スリックタイヤを装着してスタートを切ることになった。序盤の数周はウェットタイヤのマシンに差を付けられたが、スタートドライバーを務めたスヴェン・ミューラーは911 GT3Rのトラクション性能を活かし、スリックタイヤで快走をみせる。

 ミューラーは上位陣との差を1分程度に留めると、路面コンディションが乾いていくにつれてスリックタイヤ装着車のペースが圧倒的に速くなると、急速に上位とのマージンを削っていく。担当スティント中盤以降もペースを落とさなかったミューラーは、22周目にはトップに浮上。41周をこなしてピットインすると、藤井へ交代した。

 藤井は3番手でコースに復帰したが、後方から#55 BMW、#10 GT-Rが接近してくる。表彰台圏内を確実なものにするべく、熟練の技を駆使してポジションを守り切った藤井は、そのまま3位でチェッカー。第2戦富士以来となる表彰台を獲得した。藤井は現在33ポイントで、ランキング7位につけている。

 同じく911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、D'station Porscheのひとつうしろの16番手からスタート。同様にスリックタイヤを装着してレース序盤を戦い、峰尾恭輔からジョノ・レスターにバトンをつなぎ、最終的に14位でフィニッシュ。4戦連続のポイント獲得こそならなかったが、完走を果たしている。

 次のスーパーGTレース 第8戦は、11月12日に栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースが行われる予定になっている。

スーパーGT GT300クラス 2017年 第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット 結果
1位 No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(61周)
2位 No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(61周)
3位 No.33 D'station Porsche(61周)



14位 No.9 GULF NAC PORSCHE 911(60周)

ポルシェ ホームページ http://www.porsche.com/japan/