ダニエル・リカルドを2019年シーズン以降もレッドブルF1チームに留めるためには、2018年に勝てるマシンを与えることが重要になると、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは述べている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、リカルドはすでに他チームから目をつけられており、2019年の移籍に関する噂が持ち上がっていると明かした。
マルコは、チームがリカルドの移籍という将来起こり得る事態に備えていることを認めたものの、彼とマックス・フェルスタッペンを引き止めるために、できる限りの努力をするという。
クリスチャン・ホーナーはSky F1に対し、以下のように語っている。
「我々はふたりに留まってほしいと思っている。我々の優先事項は、彼らを今後もチームに引き止めておくことだ」
「事実上、ダニエルが契約から自由になるのはこれが初めてのことだ。彼はレッドブルとともに10年を過ごし、初めてフリーエージェントになる」
「だからといって彼が移籍したがっているとか、彼に他チームへ移籍してほしいということではなく、我々が他のドライバーを欲しがっているということでもない。優先すべきは、ふたりのドライバーを留めることだ」
何が起ころうとも将来について備えることは、レッドブルにとっては自然なことだとホーナーは主張した。
「様々な筋書きに対応できる選択肢を常に持つことが重要だ。カルロス・サインツJr.の件がそうだし、ジュニアドライバーの育成などもそうだが、我々の優先事項はダニエルにチームに残ってもらうことであり、マックスにも長期にわたってチームに残ってもらいたい」
「彼らには結果を出す力があることを我々は知っている。重要なのは、それが可能なマシンを与えられるかどうかだ」