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ラッセル・ブランド 「深刻な性依存症だった」と告白

2017年10月09日 17:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2011年当時のラッセル・ブランド&ケイティ・ペリー
2010年にケイティ・ペリーと結婚したものの、2011年の暮れにはケイティに「もう別れよう」と切りだしていた英コメディ俳優のラッセル・ブランド。たった1本のメールで離婚を突き付けられたと憤慨していたケイティ。自宅にはほとんど居ない人気絶頂の歌姫とわかっていながらケイティと結婚したにもかかわらず、彼はあることでひどい不満を溜め込んでいた。昨年には恋人が出産して念願のパパにもなったラッセル。今が幸せだから語れるということなのか、このほど『Recovery:Freedom From Our Addictions』なる本を出版し、自身が過去に深刻な性依存症であったことを明かした。

ラッセル・ブランド(42)との離婚について、ある時「結婚生活が破綻したのは私に大きな責任があるようで辛かった。自殺を真剣に考えたこともあるわ。でも私のせいではない、私にはどうしようもできない問題があると感じるようになったの」と振り返っていたケイティ・ペリー(32)。具体的な理由が見えてこない中で注目が集まったのは、離婚後に行われたラッセルのインタビューであった。

「食べるなと言われると余計にそれを食べたくなるように、セックスを禁じられれば頭の中は余計にセックスをしたくなる。なにしろ自堕落で千人斬りなどと呼ばれていた頃の僕は、仕事を終えてから4、5人の女を相手していたのだから。」

このように語ったラッセルと多忙を極めるケイティとのすれ違いの結婚生活は、破綻して当然だったのかもしれない。

このほど『Recovery:Freedom From Our Addictions』という本を出版し、そのプロモーションを兼ねて『US Weekly』とのインタビューに応じたラッセル。若い頃の自分については「とことんタバコを吸って、浴びるほど酒を飲んでドラッグを摂取し、軽犯罪や治安紊乱行為で警察の世話になり、嫌と言うほどポルノを見まくった。そのうち自分の世界がほころび始めたんだ」と説明している。MTVミュージックアワードの司会の評判は良かったが、その後が続かない。ラジオ番組は過激な発言で降板し、仕事はほとんどうまくいかなくなったという。それと同時にドラッグや酒、性への依存を深め、友人やガールフレンドは次々と“危険な男”ラッセルのもとを離れていった。当時のマネージャーで友人でもあるチップ・ソマーズ氏が救いの手を差し伸べてくれなければ、「自分はとっくに廃人と化していた」と話している。リハビリ・プログラムと専門家の導きのおかげで何とかまっとうな人生を取り戻したそうだ。また気になる性依存症について『US Weekly』にはこう話している。

「ティーンエイジャーの時に自分はセックス、女性、ポルノなどへの興味のレベルが尋常ではないと気づいていたよ。常にムズムズする自分の体に不快感すら覚えていた。そこから目を逸らす意味で16歳から19歳までは薬物に、そしてその後はヘロインに手を出したんだ。激的に痩せた僕は都会に居住を移したんだけれど、あっちの方から次々と寄ってくるのを良いことにやはり女性たちとの戯れに溺れていったね。有名人だし大人の女性に魅かれる異性愛者だし、外見も悪くないのか僕はとにかくモテたんだ。5年あるいは10年、特に性依存症が深刻だったように思う。」

結婚して初めて伴侶の尋常ではない性欲に驚き、苦しめられるという妻は多い。ケイティもその一人であった可能性が高いようだ。ケイティとはあっけない結婚生活であったラッセルだが、昨年11月にメイベルちゃんという娘を出産したローラ・ギャラチャーさん(30)と今年めでたく再婚した。今は大丈夫なのか気になるところだが、ラッセルは『US Weekly』に「ここ5年で僕は多くの意味で変わったよ。現在の妻と元の妻ケイティ・ペリーを比較することはしたくないし、今はとてもシンプルに生きているから状況もまったく異なっているね。妻にベッタリだし彼女も僕に対して同じだと思う」と語っている。

また娘のメイベルちゃんが誕生したことで、彼の中で何かが完全に変わってしまったとのこと。「娘を自分の腕に抱いた時、なぜか洞窟の中にいる動物のような気分になってしまったよ。何をどうすべきかまったく分からなかったけれど、たっぷりの愛情と十分な保護で包み、守ってあげようと強く意識したことだけは覚えている。とても自己中心的な人間であったのに、自分が欲しいもの、望むもの、求めるものなんてどうでもいい、この子のためならどんなことでもしてあげたいと感じる」と話している。

現在とても充実した日々を送っているラッセル。本を執筆した理由は「自分の経験を生かし、今度は僕が指導者としてより多くの依存症患者に手を差し伸べたいと感じたからなんだ。まずは依存症そのものを本人が認識し、周囲や他人のためではなく自分自身のために依存症を克服してほしいと思う」とのこと。元の妻ケイティは決して買わないであろうこの本。少しばかり売れ行きに注目してみたいところである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)