2017年F1日本GP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはポール・トゥ・ウインを飾った。タイトル争いのライバル、セバスチャン・ベッテルはトラブルによりリタイアしたため、ハミルトンは残り4戦の時点でポイントリードを59点に広げた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
スタートはまずまずだった。でも蹴り出しは特別良くはなく、少しホイールスピンが起きた。それでもいい形でレースを始めることができ、状況をしっかりコントロールして走った。ペースとタイヤをうまく管理することを心掛けた。長いレースだし、今週末のなかで一番気温が高かったから、それが重要だった。
レース終盤にVSCが導入された時、タイヤの温度がかなり落ちてしまい、その後、温めるのが大変だった。
トラフィックに引っ掛かり、大幅に時間を失った。マックス(・フェルスタッペン)のマシンがミラーに大きく映っていたよ。実際、2周ほどはかなり接近されてしまった。でもなんとかうまくしのぐことができた。
今日は楽なレースではなかった。この勝利を手にするために、懸命に努力しなければならなかった。
マックスはいいレースをしたね。彼と戦うのは楽しかったよ。
チャンピオンシップのなかで今、僕らがどういう位置にいるかを見ると、信じられないような気持ちになる。今日はセバスチャンとレースをするのを楽しみにしていた。彼はものすごくついてなかったね。
まだ先は長い。最大100点獲得できる余地があるんだ。懸命に自分の仕事に取り組み続けるよ。今の状態が続くことを願っている。
(ベッテルとのポイント差について語り)これほどのギャップを築くことができるなんて、ほとんど考えられなかったことだ。ベッテルは本当についてない。自分に全く非がないのだから。今のエンジンは複雑だから、信頼性が課題のひとつなんだ。
(今の成功は)チームのおかげだと言うべきだろう。彼らは素晴らしい仕事をしてくれて、とても高い信頼性を維持している。細かいことまでしっかりと取り組んでいるからこそ、信頼性が高く、それが今の結果を達成することにつながっている。
ファクトリーでの作業のプロセスは、本当に細かく完璧なものだ。だからファクトリーの皆に心から感謝したい。信じられないような仕事をしてくれている彼らを誇りに思う。