2017年F1日本GPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10位、ストフェル・バンドーンは11位だった。
金曜のセッション後、チームはアロンソのパワーユニットにハイドロリック系の問題を発見、夜の間に交換しなければならなかった。そのため、アロンソは35グリッド降格のペナルティを受け、最後尾スタートになる見込み。バンドーンはアロンソとキミ・ライコネンのグリッド降格により9番グリッドに就く予定だ。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
今回もまた、ふたりのドライバーが10位周辺のポジションをかけて戦っているのを見ることができて心強い。我々が今年成し遂げてきた進歩の証明だ。フェルナンドとストフェルが非常に僅差であるということにも満足している。Q2最後のふたりのタイム差はわずか0.029秒だった。つまりふたりとも、マシンの力をめいっぱい引き出したことは明らかだ。
ストフェルは、9番グリッドにつきながらスタートタイヤを選べる。明日、有利な戦略を選べる、完璧な位置をつかんだといえる。彼は週末を通して非常にいい走りをしており、そのペースを裏付ける結果でもある。
フェルナンドは35グリッド降格のペナルティを受けることが決まっていたので、最初から予選で達成できることが限られていた。しかし10位という結果に、チーム全員の努力が報われる思いだ。彼は明日、最後尾からスタートするが、これまで鈴鹿で素晴らしい走りを見せ、皆を圧倒するような見事なペースを発揮した実績がある。
このサーキットでは、明日、そういうことが起きる可能性を除外するべきではない。何が起きてもおかしくないサーキットだ。