F1日本GP土曜予選終了時点で、パワーユニットあるいはギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティを受けるドライバーは5人いることが明らかになっている。
フェラーリのキミ・ライコネンはFP3でクラッシュを喫し、マシンにダメージを負って、その場でストップ。予選Q1には間に合ったものの、ギヤボックス交換が必要になり、5グリッド降格される見込み。ライコネンは予選6位だった。
一方、マクラーレン・ホンダは金曜プラクティスの後、フェルナンド・アロンソのパワーユニットにハイドロリックリークを発見。夜間の労働時間の制限“カーフュー”を破り、コンポーネントの交換を行った。
ホンダはパワーユニットのエレメントすべてを交換、10基目のターボチャージャーとMGU-H、8基目のICEとMGU-K、7基目のエナジーストア、6基目のコントロールエレクトロニクスを搭載したという。
アロンソは予選でQ3に進出し10位を獲得したが、合計35グリッドを降格され、最後尾からのスタートを強いられる見込みだ。
ルノーのジョリオン・パーマーは5基目のICE、6基目のターボチャージャーとMGU-Hが搭載され、20グリッド降格になる。パーマーは予選で14位だった。
金曜時点でペナルティが判明していたのはふたり。FP2の後、メルセデスのバルテリ・ボッタスのギヤボックスが交換されることが明らかになり、5グリッドダウンが決定している。トロロッソのカルロス・サインツJr.は金曜FP1の時点で6基目のMGU-H、5基目のICEとターボを搭載することが決定しており、降格の規模は合計20位。ボッタスは予選2位、サインツは15位だった。