トップへ

マッサ、ディ・レスタとクビカのテストに疑問。「旧型F1マシンでは評価できない」

2017年10月06日 14:12  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年のマッサの去就は確定していない
ウイリアムズF1チームは、2014年仕様のマシンでポール・ディ・レスタとロバート・クビカの走行テストを行うが、このテストでチームが真の結論を引き出すことができるのかを、フェリペ・マッサは疑問に思っている。

 ウイリアムズは来シーズンのドライバー候補を検討しており、来週シルバーストンでディ・レスタとクビカの走行テストを行う予定だ。テストでは、通常はランス・ストロールがプライベートテストプログラムで使用している2014年型シャシーを用いる。

 ウイリアムズは双方のドライバーを2日間のテストで評価することに意欲的だ。しかしながら、2018年のドライバー候補としていまも検討対象であるマッサは、4年落ちのマシンで有用な情報が得られるのかを疑問視している。

 マッサは日本GPの木曜日に行われた記者会見において、以下のように語った。

「僕にとっては何も変わらない」

「ウイリアムズは、僕がチームに何をもたらすことができるか100パーセント分かっている。4年前のマシンでテストを行っても、それは今のマシンとはまったく違うものだ。評価できることはそれほどないよ」

 36歳のマッサは2018年もチームに残りたいとの意志を表明しているが、自分には決定権がないことを認めている。

「今シーズン最後の数戦では、できる限りベストを尽くすつもりで楽しんでいく。来シーズンがはどうなるか分からない」

「僕はもう1シーズン続けたいと心から思っている。素晴らしい結果を出せると思うし、これまでもそうだったように、チームに多くのことをもたらすことができる」

「でも決めるのは僕ではなくチームだ。僕はチームと同様にF1にも大きく貢献してきた。皆がハッピーなら僕は残るよ」

 来シーズンのランス・ストロールのチームメイトをいつ発表するか、チームは明らかにしていない。マッサは母国レースであるブラジルGPまでに、すべてが決定されることを期待している。

「期日は決まっていないんだ。来季がどうなるのかをブラジルGPまでに発表するのが、間違いなくチームにとっても僕にとってもいいことだと思う。可能かどうかは分からないけれど、そうなることを願っている」