今年の『ノーベル文学賞』にカズオ・イシグロが選出されたことがわかった。
日本時間の本日10月5日に発表された『ノーベル文学賞』。同賞のオフィシャルサイトでカズオ・イシグロは、「その力強い感情を持った小説によって、我々が世界と繋がっているという不確かな感覚の背後にある深淵を暴いた」と評されている。
カズオ・イシグロは1954年生まれ、長崎出身の日系イギリス人。『ブッカー賞』に輝いた『日の名残り』をはじめ、『わたしを離さないで』『わたしたちが孤児だったころ』などのベストセラー作品で知られ、英『タイムズ』紙で「1945年以降の最も重要な英文学者50人」に選出された。2015年には10年ぶりとなる長編小説『忘れられた巨人』を発表した。昨年には『わたしを離さないで』が綾瀬はるか主演でドラマ化もされた。