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ケン・ブロック、2018年は世界ラリークロスに参戦せず。「ラリーやジムカーナの舞台に戻る」

2017年10月05日 18:52  AUTOSPORT web

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2017年限りで世界ラリークロス選手権での活動を終了するケン・ブロック
WorldRX世界ラリークロス選手権に参戦しているケン・ブロックは10月4日、2017年シーズン限りで同シリーズでの活動を終了することを自身のFacebookで明らかにした。

 市街地などで華麗なドリフトテクニックを披露する『ケンブロック・ジムカーナ』シリーズがYouTubeで1億回以上再生されるなど、世界中に多くのファンを持つブロック。WorldRXには2016年からフォード・パフォーマンスの支援を受けて参戦してきた。

 これまでWRC世界ラリー選手権やGRCグローバル・ラリークロスで活躍してきたブロックだが、WorldRXでは思うような結果を残せず。参戦2年目となる今シーズンもランキング9位と低迷していた。

 そんななか、ブロックは自身のFacebookを更新。「今日は僕にとって難しい1日になった。フォード・パフォーマンスと相談した結果、世界ラリークロスでの活動を継続しないことに決めた」と明かしている。

「フォード・フォーカスRS RXを開発しながら厳しい2年間を過ごしてきたし、チームメイトのアンドレアス・バッケルドとともに本当に多くのことを学んできた」

「もちろん2018年もレース活動は続けていくが、ラリーやジムカーナの舞台に戻るつもりだ。また、フォードと一緒に新たな映像プロジェクトも行っていく」

「2018年シーズン、アンドレアスが活躍することを心から願っている。彼は素晴らしいチームメイトだったし、僕にとっては親友だ。才能豊かな彼が、新天地を見つけることを祈っているよ」

「また、この2年間、支援を続けてくれたフーニガン・レーシングディビジョンのスタッフにも感謝したい。僕たちは本当に多くのことを学んだし、彼らの熱心な働きに感謝するとともに、彼らを誇りに思うよ」

 なお、ブロックはWorldRXでの活動終了を表明した後に、ふたたびFacebookを更新。「来年、ラリーを戦うための新たな“オモチャ”を手に入れた! 新しいレーシングマシンプロジェクトを明日始動させる」としている。