WorldRX世界ラリークロス選手権に参戦しているケン・ブロックは10月4日、2017年シーズン限りで同シリーズでの活動を終了することを自身のFacebookで明らかにした。
市街地などで華麗なドリフトテクニックを披露する『ケンブロック・ジムカーナ』シリーズがYouTubeで1億回以上再生されるなど、世界中に多くのファンを持つブロック。WorldRXには2016年からフォード・パフォーマンスの支援を受けて参戦してきた。
これまでWRC世界ラリー選手権やGRCグローバル・ラリークロスで活躍してきたブロックだが、WorldRXでは思うような結果を残せず。参戦2年目となる今シーズンもランキング9位と低迷していた。
そんななか、ブロックは自身のFacebookを更新。「今日は僕にとって難しい1日になった。フォード・パフォーマンスと相談した結果、世界ラリークロスでの活動を継続しないことに決めた」と明かしている。
「フォード・フォーカスRS RXを開発しながら厳しい2年間を過ごしてきたし、チームメイトのアンドレアス・バッケルドとともに本当に多くのことを学んできた」
「もちろん2018年もレース活動は続けていくが、ラリーやジムカーナの舞台に戻るつもりだ。また、フォードと一緒に新たな映像プロジェクトも行っていく」
「2018年シーズン、アンドレアスが活躍することを心から願っている。彼は素晴らしいチームメイトだったし、僕にとっては親友だ。才能豊かな彼が、新天地を見つけることを祈っているよ」
「また、この2年間、支援を続けてくれたフーニガン・レーシングディビジョンのスタッフにも感謝したい。僕たちは本当に多くのことを学んだし、彼らの熱心な働きに感謝するとともに、彼らを誇りに思うよ」
なお、ブロックはWorldRXでの活動終了を表明した後に、ふたたびFacebookを更新。「来年、ラリーを戦うための新たな“オモチャ”を手に入れた! 新しいレーシングマシンプロジェクトを明日始動させる」としている。