ミドルクラス・ミニバンの人気モデルとして、国内激戦区で戦う『ホンダ・ステップワゴン』がマイナーチェンジ。機能的な空間や、独創的な機構のテールゲート“わくわくゲート”などはそのままに、SPADA(スパーダ)のフロントフェイスを一新。同時に、2モーターハイブリッドシステム“SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD仕様”を追加し、9月29日から発売開始となっている。
従来モデルのプレーンなノーマルエクステリアに対し、スポーティな意匠を持つSPADAを設定していたステップワゴンだが、今回のマイナーではそのSPADAを中心にデザインを変更。
新採用のLEDヘッドライトによりシャープさを、専用デザインのフロントグリルにより存在感を表現。さらにテールゲートスポイラーを空力に考慮した形状に変更するなど、個性をさらに際立たせる、スタイリッシュかつダイナミックなエクステリアに仕上げられた。
パワートレーンに関しては、デビュー以降1.5リッター直噴4気筒ダウンサイジングターボとCVTの組み合わせで勝負してきたが、ライバルたちに遅れを取るまいとステップワゴンにもついにハイブリッド搭載グレードが登場。
ホンダの誇るミドルクラス用の2モーターハイブリッドシステム“SPORT HYBRID i-MMD”を採用し、JC08モードで25.0km/Lの省燃費性能を実現し、ホンダ車としては初の認可取得となる次世代基準「WLTCモード」では、20.0km/Lの数値をマークしている。
さらにこのハイブリッド仕様には専用チューニングサスペンションを設定し、その上級グレードにはパフォーマンスダンパーを採用。乗り心地と操縦安定性を高次元でバランスさせるなど、クラス随一のスポーティな性格を強調するセッティングとなっている。
また、ホンダ独自の安全運転支援システム、“Honda SENSING”の機能もさらに充実。ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術が協調する、歩行者事故低減ステアリング機能を新たに採用し、Honda SENSINGの基本8機能を全タイプに標準装備。
ハイブリッド仕様には渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を搭載し、作動範囲を0km/hからの全車速型とすることにより、高速道路における渋滞時などの運転負荷軽減が図られた。
この充実のマイナーチェンジにより、SPADAおよびModulo X(モデューロ エックス)は、政府が推奨する安全運転サポート車『サポカーS ワイド』に、その他のタイプは『サポカーS ベーシック+』に該当。価格は245万5920~366万5000円となっている。
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