インディカー・シリーズで活躍するエリオ・カストロネベスは、2018年はインディカーへのフル参戦を止めスポーツカーレースへの転向を発表。インディ500は4度目の優勝を目指し引き続き参戦することを明らかにした。
1998年にCARTに参戦し、20シーズンに渡ってアメリカン・オープンホイールのトップカテゴリーを戦ってきたカストロネベス。参戦20年目となる2017年シーズンのインディカーでは、最終戦までチャンピオンを争うもシリーズ4位で終わった。
チーム・ペンスキーは、ホンダの北米向けブランドであるアキュラとタッグを組み2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンシップにフル参戦を予定。ファン・パブロ・モントーヤとデーン・キャメロンと共にカストロネベスがドライバーを務めることが発表された。
カストロネベスは、今週末行われる第12戦プチ・ル・マンにもモントーヤとシモン・パジェノーと共にスポット参戦する。
「長年に渡ってチーム・ペンスキーと共に多くの個人的な目標を達成できたことは幸運だった。ロジャー(ペンスキー)やチーム、そしてアキュラのみんながこのプログラムをスタートし、それをはじめから構築していくのを助けることは、新たな大きな課題であり、自分のキャリアにとって大きなチャンスになるだろうね。インディカーで一緒に達成したすべてを誇りに思っているよ」とカストロネベスはコメント。
2001年、2002年、そして2009年にインディ500を制してるカストロネベス。2017年のインディ500では、佐藤琢磨と壮絶なバトルを行い2位に敗れてしまった。
カストロネベスは、AJ.フォイトやアル・アンサー、リック・メアーズと並ぶ4回のインディ500勝利を切望しており、インディカーへのフル参戦をしない2018年もインディ500への挑戦を楽しみにしている。
「インディアナポリス500マイルレースでチーム・ペンスキーのために再びレースをする機会があることにも興奮しているよ。そのレースを心から愛しているんだ。4度目の勝者になるということは、僕のキャリアで本当にやりたいことだし、ここ数年はとても近づいた。挑戦し歴史を作る絶好のチャンスだよ」
チームオーナーのロジャー・ぺンスキーはカストロネベスのこれまでの貢献を称賛し、彼の新たしい章のスタートを楽しみにしているようだ。
「エリオは20年近く一緒に働いているチーム・ペンスキーの貴重なメンバーで、一緒により多くの成功を共有することを楽しみにしているよ。彼にとって新たな挑戦であり、この機会に彼が興奮しているのを知っている」
「デーン・キャメロンのようなシリーズを知っている若くて才能のあるドライバーとエリオやファン(モントーヤ)のような優勝ドライバーとチームを組めば、2018年シーズンに向けて新しいスポーツカープログラムを確かなものにすることができるだろう」