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専用の悪路走破モードを備えるメルセデス・ベンツ『E220d 4MATIC オールテレイン』登場

2017年10月04日 18:52  AUTOSPORT web

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初のクロスオーバーモデル、『E220d 4MATIC オールテレイン』
S、E、Cのメルセデス・ベンツ主軸サルーンの中で、最後に世代交代を果たした最新の“Eクラス”に、SUV譲りの高いアイポイントとロードクリアランス、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えた初のクロスオーバーモデル、『E220d 4MATIC オールテレイン』が登場。9月26日より発売開始となっている。

 Eクラスで4番目のボディタイプとして追加設定されたこのオールテレインは、可変トルク配分型四輪駆動システム『4MATIC』など、35年以上にわたるSUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術を採用。

 Eクラス唯一の四輪駆動クリーンディーゼルモデルとして、オールラウンドな走行性能を備えており、その性能を表現すべくエクステリアもメルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンをあしらったラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードやブラックのホイールアーチカバーを取り入れることでSUVらしさを強調している。

 そのホイールアーチカバーの下にはオールテレイン専用の19インチ10スポークアルミホイールを収め、ボディサイズを全長4950mm、全幅1860nn、全高1495mm、最低地上高140mmと、ステーションワゴンに比べ全長-10mm、全幅+10mm、全高+30mm。最低地上高は+25mmと控えめながら、高いアイポイント、乗降のしやすさというSUVの特長を持たせながら、Cd値0.33という優れた空力性能を実現した。

 一方のインテリアは、質感の高い素材と丁寧な作り込みにより、乗員が快適に過ごすことができる上質な室内空間を備え、ベースとなったEクラス同様ふたつの高精細12.3インチワイドディスプレイを設定。

 このふたつのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコクピットディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素として機能している。

 フリックやスワイプなどで操作可能なタッチコントロール機能を備えたステアリングや、シートには本革を使用し、ブラック、ナッツブラウン、マキアートベージュの3色から選択可能。また、インテリアトリムにはオールテレイン専用のブラッシュドアルミニウムを採用するなど、専用モデルとしての差別化も徹底されている。

 そして最大の特徴となる機能面では、マルチチャンバーエアサスペンションAIR BODY CONTROLの採用と合わせて、スイッチ操作ひとつでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTの中に専用の『All-Terrainモード』を追加。

 All-Terrainモードでは、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、AIR BODY CONTROLが35km/h以下の速度で車高を20mm高くすることで、雪道や悪路での走破性を高めると同時に、COMANDディスプレイにステアリング角度、車高、前後および左右の車体の傾き、ブレーキとアクセルの状態、コンパスを表示する専用画面が表示される。

 その他、メルセデス最新のテレマティクスサービスとなる『Mercedes me connect』や、安全運転支援システム『インテリジェントドライブ』を標準装備し、価格は861万円となっている。

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp