パレードラン、エキシビションランを行うK4-GPの車両。さまざまな車種の中には往年のル・マンカーを模したレプリカカーも。 10月13~15日にWEC世界耐久選手権第7戦富士6時間を開催する富士スピードウェイは、今大会での特別賞典の新設、ならびに大会期間中に行われるプログラムを発表した。
2012年のWEC設立当初から日本ラウンドの舞台として開催され、2017年で6年目を迎えるWEC富士。今年の大会では花火やプロレスなど各種イベントを実施する『36 HOURS OF FUJI』の開催が決定するなど、レースはもちろんのこと観戦以外の新たな楽しみ方を提案するさまざまなプログラムが用意されている。
そんなWEC富士では今回、スーパーGTやオフシーズンイベントでお馴染みのサーキットサファリを予選日の14日(土)に実施すると発表。レーシングマシンが疾走するコース内をバスで周りながら、レースカーのスピードや迫力をごく間近で感じられる人気プログラムがWECシリーズで初めて開催される。
参加チケットは6480円/2名で、数量限定の抽選販売となる。前売抽選販売のみの取り扱いとなる同チケットはWEC富士公式ページ内の専用ページ(http://fiawec-fuji.com/ticket/index_tk01g.html)にて、10月5日(木)23時00分まで抽選申し込みを受付中だ。
サーキットサファリも行われる14日(土)と決勝日の15日(日)には、富士スピードウェイで開催されている軽自動車および軽自動車をベースに造られたオリジナルカーによる耐久レースシリーズ『K4-GP』のマシンがレーシングコースに登場。
イベント当日は往年のル・マンカーを模したレプリカマシンなどを中心に多種多様なKカーが集結し、14日にパレードランを、15日にはエキシビションランを行い、耐久イベントを盛り上げる。
決勝スタート前のグリッドセレモニーでは一昨年、昨年と2年連続で華麗な歌声を披露したソプラノ歌手、野々村彩乃さんが今年も国歌斉唱を担当することが決定。また、グリッド上でフォーメーションラップ開始の合図を送るグリーンフラッグ・マーシャルには、スーパーGT500クラスで活躍するほか富士スピードウェイの“次チェカ”としても活動する松田次生が就任している。
毎年熱い戦いを繰り広げられる決勝レースでは今大会、国土交通省の後援のもと『国土交通大臣杯』が特別賞典として新設された。
“日本代表として、モータースポーツで素晴らしい活躍をすることで自動車文化振興に貢献した”ことを称えるこの特別賞は、今回のレースで最上位を獲得した日本人ドライバーに授与されるとのこと。現時点でのエントリーではトヨタの中嶋一貴、小林可夢偉のほか、LM-GTEアマクラスに参戦する澤圭太の3名が受賞権利を有することとなる。
いよいよ開幕が10日後に迫ったWEC富士の最新情報やタイムスケジュール、イベントの詳細はWEC富士特設サイト(http://www.fiawec-fuji.com/まで。