トップへ

マライア・キャリー沈痛 ラスベガス銃乱射事件に「言葉が出ない」

2017年10月03日 09:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マライア・キャリー「何と言えば良いのか…」
観光客に人気があり、常に多くの人で賑わっているラスベガス中心部。そこに位置するマンダレイ・ベイ・ホテルの近くで野外コンサートが行われていたが、突然の銃乱射が始まり大勢の人々が瞬く間に絶命した。観客の歓声は一瞬で悲鳴や絶叫にかわり、会場はまさに地獄絵図のような光景と化してしまった。

ラスベガスで開催された野外コンサートにて現地時間1日、突如銃乱射事件が発生。これにより50人以上が命を落とし、多数の負傷者が出た。事件の全容は明らかになっていないが、この大惨事を受け歌姫マライア・キャリーは非常にショックを受けたもよう。このほど『Good Morning Britain』のインタビューに応じたマライアは、以下のように語っている。

「犠牲者のために祈っています。こういうことが終われば良いのに…そう願っているの。」
「ラスベガスでは多くの時間を過ごしたわ。とにかく、なるべく早くこのような状態が起こらなくなってほしい。」
「みんな音楽を聴きに出かけたのよ。ただ音楽を聴きたかった…それだけだったのに、こんなにもショッキングなことが起きてしまうなんて。誰にも想像できなかったことだわ。私も何と言えば良いのかも分からないの…。」

一部報道によると、この事件では数百とも言われる銃弾が会場の人々に向けて撃ちこまれたとのこと。乱射は数分間続き、多くの観客が必死で現場から逃げ出したという。警官隊がかけつけ容疑者1名の死亡が確認されたが、このような事件が起こるたびに業界には激震が走る。

というのもシンガーや舞台役者、またパーティのDJなどは、集客を目的とした大々的な宣伝は欠かせないもの。いつ、どこに、誰がやってくるのか―宣伝によって誰もが簡単に情報を得ることができる昨今、「多くの人間を死に至らしめたい」と考える犯罪者らにとって「殺害現場の選定」は決して困難ではないのだ。

多くの人が集う場を狙うテロ事件や銃乱射事件もあとを絶たない中、マライアら多くのセレブ達にとって「人前に立つこと=命がけ」という時代になってしまった。音楽を楽しみたい。そして歌とパフォーマンスで観客を喜ばせたい。そんな自由と権利、さらに尊い命を軽視するこのような陰惨な事件は一体いつになれば無くなるのか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)