WRC世界ラリー選手権に参戦するヒュンダイ・モータースポーツは10月2日、10月26~29日に開催される第12戦ラリーGBの参戦体制を発表。4台のヒュンダイi20クーペWRCを投入することを明らかにした。
ヒュンダイはティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、ヘイデン・パッドンのレギュラードライバーに加え、シーズン終盤にアンドレアス・ミケルセンと契約。2017年残りのラウンドは4人のドライバーを入れ替えながら戦う方針を示していた。
10月5日に開幕を控えた第11戦ラリー・スペインにはヌービル、ミケルセン、ソルドの3名体制で挑むが、ラリーGBではドライバーズタイトル、マニュファクチャラーズタイトル獲得を目指し、マシンを1台追加。4台体制で挑むことになる。
チームを率いるミシェル・ナンダン代表は「以前からラリーGBには4台体制で挑みたいと思っていた」と明かした。
「この強力なドライバーラインアップが両タイトル獲得を後押ししてくれるはずだ。ティエリー(ヌービル)は2016年にラリーGBで表彰台を獲得しているし、2015年にはミケルセンも3位に入っていて、(勝利する)ポテンシャルはある」
「ヘイデン(パッドン)はラリーGBを得意としているから、自信を取り戻させるには最適なイベントと言えるし、ダニ(ソルド)も表彰台目前に迫った経験があり、4台目のマシンで手堅い結果を残してくれるはずだ」
なお、シーズン最終戦となる第13戦オーストラリアの参戦体制については近日中に発表される予定だ。