アニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の日本語吹き替え版声優陣が発表された。
吹き替え版で主人公ムーミントロールの声を演じるのは、川本喜八郎監督の人形アニメ『死者の書』以来、約12年ぶりに劇場版アニメの声優を務める宮沢りえ。またの森川智之と朴璐美が複数の役を演じ分けるほか、ナレーションを神田沙也加が務める。
宮沢りえはムーミンにまつわる思い出について「子供の頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて...』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむ事がありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と明かしているほか、声優について「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と意気込みを語っている。
12月2日から公開される『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、原作者のトーベ・ヤンソン自身が監修し、1978年から1982年にポーランドで製作された短編テレビシリーズを、フィンランドでデジタルリマスター化して劇場版長編映画として完成させたパペットアニメーション映画シリーズの最新作。シリーズで初めて冬のムーミン谷を舞台に据えており、ムーミントロールたちが初めてのクリスマスを迎えるまでを描く。
■宮沢りえのコメント
ムーミンは子供の頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただく事をとても嬉しく思っています。
子供の頃人見知りだった私に母が「ねぇムーミン、こっち向いて...」というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむ事がありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です。
夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います。