ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第10-11戦プレビュー ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第10・11戦プレビュー
東京.ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ最終戦となる第10・11戦を、鈴鹿サーキット(三重県)にて2017年10月6日(金)、7日(土)、8日(日)に開催いたします。
今年も熱き戦いが繰り広げられているポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)のシーズン最終大会は、モータースポーツの最高峰であるF1日本GPのサポートレースとして鈴鹿サーキットで開催される。
このF1サポートレース戦、PCCJとしては2007年にエキシビジョンレースでの開催からスタートし、翌2008年より正式にシリーズの一戦に含めて行い、今季で10年目を迎えている。
全長5.807㎞の鈴鹿サーキットはテクニックが問われるドライバーズサーキットと呼ばれF1ドライバーからの評価も高いサーキットである。
同じく鈴鹿で行われた第9戦を終了した時点で、オーバーオール(総合)ランキングトップは160点を獲得しているジェントルマンクラスの#9 武井真司。
#9 武井は第9戦で同クラスのチャンピオンをすでに決めており、もし今回の大会でオーバーオールでもチャンピオン、すなわちPCCJ2017シリーズチャンピオンにも輝いた場合は、PCCJ史上初のダブルタイトル獲得を成し遂げることになる。
この#9 武井とシリーズチャンピオン争いを繰り広げているのは若手ドライバーのふたりで、ランキング2位は2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーであった#89 三笠雄一が140点、3位は2017年のPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太が138点となっている。
現在のポイント差から、#9 武井が第10戦でオーバーオール今季初優勝を成し遂げて2位以下に20点以上の差を着けた場合は、日曜日の第11戦を待たずに王者戴冠となる。
もちろん、第10戦と第11戦で着実にポイントを積み重ねて2位以下の逆転を許さずの王者獲得の可能性もある。
一方の#89 三笠と#17 上村は、#9武井の今季の戦いぶりを見る限り、第10戦と第11戦を連続優勝することがほぼ必須。とにかくこの2戦に懸けて#9武井とのポイント差を逆転するしかない。
ただシリーズチャンピオンが11戦を終了した時点で首位が同ポイントで並んだ11戦を終了した場合はシーズン中、オーバーオールでの上位獲得数が多い順で決まるため、今季4勝の#89 三笠、2勝の#17 上村にも充分チャンスはある。
この最終決戦に向け#9 武井は「今年の目標であったジェントルマンクラスのチャンピオンを獲得できたので、最後の鈴鹿大会は全力で若手ふたりと戦いたい」と語っている。
果たしてベテランの意地が勝つのか、さらなる高みを目指す若手が逆転することができるのか、注目される。
また今大会には、23号車のリザーブドライバーとして23歳のイギリス人ドライバー、 ジョシュ・ウェブスターが出場する。
ウェブスターは今季のポルシェモービル1スーパーカップでも活躍する実力者だけに、王者争いにどのように絡んでくるのかもポイントとなりそうだ。
ジェントルマンクラスでは、前述の通りすでに#9 武井が2015年に続いて2度目のクラスチャンピオンを獲得しているが、このまま全戦ポール・トゥ・ウインでの11連勝を成し遂げられるのだろうか。
ストップ#9 武井の候補ドライバーとしては、現在ランキング2位争いを繰り広げている5人のドライバーに注目したい。
ランキング2位の#2 田島剛は2013年の同クラスチャンピオンで参戦6年目となるベテラン、3位はPCCJルーキーながら順調にポイントを獲得し第9戦でも鈴鹿初レースで2位表彰台を獲得した#11 Fukujirou、4位は参戦2年目となる今シーズンに初の表彰台を獲得した#47 TAD JUN JUN、5位は参戦3年目で今季2度3位表彰台を獲得している#98 IKARIである。
もちろん実力伯仲のジェントルマンクラスだけに、彼ら以外にも表彰台獲得のチャンスは充分にあると言える。
F1日本GP一色に彩られた鈴鹿の大舞台にはスポットエントリー1台を含む全21台が出場予定。PCCJ2017シリーズを締めくくる最終2連戦は果たしてどんな結末を迎えるのか。
PCCJ第10・11戦 鈴鹿大会のスケジュール(予定)は、専有走行が10月6日(金)12時~12時45分、予選は10月6日(金)16時50分~17時20分で、決勝レースは第10戦が10月7日(土)16時30分スタート(10周)、第11戦が10月8日(日)11時15分スタート(10周)となっている。