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刃物の鋼を素材にした1枚2万円の名刺が発売! 「折れない強い心、曲がらない志」という思いを込め

2017年10月02日 13:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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刃物への焼き入れを行うコバヤシヒーティングは9月29日、刃物の鋼を材料にしたお守りプレート「刃物語(はものがたり)」を発売した。

「刃物語」には、社名や名前を入れた「名刺」プレートと、「メッセージ」プレートがある。価格は1枚2万円で、初回生産は50枚。10月2日現在、名刺プレートには20枚の注文が入っているという。

外国人クライアントへの自己紹介や、ありきたりな名字の人にオススメ!?

同社が位置する岐阜県関市は日本一の刃物の産地で、「折れず、曲がらず、よく切れる」と国内外から高い評価を受けている。刃物は古くから「災いを断ち切り幸運を切り開く」と言われ、縁起物や献上品など神聖な物として扱われてきた。

そうしたことから、「折れない強い心、曲がらないかたい志、自らの手で道を切り開いていく」という思いを込め、お守り刀ならぬ「お守りプレート」を制作した。

同社はプレスリリースで、

「外国人クライアントへの"鉄板"自己紹介ツールに!」
「ありきたりな名字でなかなか覚えてもらえない!」
「異業種交流会など、大勢の中で存在感を出すために!」

といった場面での使用を推奨。「現代の侍たちが駆け回る戦場で、局面を切り開く一手としてもご活用いただければ幸いです」と説明している。

厚さ2ミリ、重さ65グラムの名刺「重いのでびっくりされます」

同社専務取締役の小林慶三さんによると、この名刺プレートは配るものではなく、「お守りとして本人に持ってもらうための商品」だという。

「名刺交換の際、コミュニケーションツールとして、プレートを見せた上で普通の名刺をしていただければと思っています。私も初対面の方とお会いするとき、何を話そうかと考えることが多かったんですが、名刺プレートはインパクトがあり雑談がしやすく、こちらの名前も覚えてもえるので助かっています」

周りの反応に関しては、「厚さ2ミリと薄いのに、65グラムという重さにビックリされますね」と話す。また、鋼素材のメッセージプレートの注文も受け付けている。こちらは誕生祝や就職祝、結婚・出産祝などのプレゼントとして利用することを想定しているという。

小林さんは今後の展望について、

「海外製との競争が激化し、関市の刃物産業は先細る傾向があります。しかし関市の刃物のすごさや美しさを知ってもらうために『お守りプレート』を制作しました。今後は表札や表彰盾などへのラインナップ拡充も図っています」

と語った。