トップへ

KinKi Kids、2人で音楽活動復帰へ 『タイムボカン』OPや『テレ朝ドリームフェス』出演への期待

2017年10月02日 08:42  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 CDデビュー満20周年のアニバーサリーに盛り上がるKinKi Kids。堂本剛が突発性難聴を患ったことで、その体調が心配されていたが、いよいよ10月に二人の音楽活動が見られることがわかった。


(関連:KinKi Kids、“謎解きしたくなる”二人の魅力 無意識にシンクロする関係性を紐解く


 まずは、10月7日夕方5時30分から(テレビ大分のみ8日朝7時から)スタートする『タイムボカン 逆襲の三悪人』(日本テレビ系)のオープニングテーマに新曲「DESTINY」が起用されることが決定。しかも10月は堂本光一、11月は堂本剛、そして12月はKinKi Kidsと異なる3つのバージョンが楽しめるというスペシャルな企画だ。「KinKi Kidsは何を歌っても暗くなる」とは、本人たちが何度も口にしてきた言葉だが、繊細さと哀愁が漂う彼らの歌声には、マイナー調の楽曲がよく似合う。そんなKinKi Kidsが『タイムボカン』の新シリーズでオープニングソングを歌うということで、どんな仕上がりになるのか今から楽しみだ。


 本作は『タイムボカン 逆襲の三悪人』とタイトルにあるように、悪役三人が本当の主役の座を狙って奮闘する内容。歴史の偉人を追いかけ、ファンの中でも人気の高い偉人たちの弱点など教科書には載っていない事実に迫るという。いつも果敢に挑戦するも、失敗してお仕置き……というパターンを繰り返している三人。それでも何度でも立ち上がる彼らのけなげさが、KinKi Kidsの歌声とリンクしていくのではないだろうか。


 そして、10月29日には音楽イベント『テレビ朝日ドリームフェスティバル2017』にて、KinKi Kidsとしてステージ復帰を果たすことも発表された。


 ラジオでも激痛の走る鍼治療など、ありとあらゆる治療に専念してきたという堂本剛。音楽活動の復帰はファンはもちろん、本人が一番望んでいたことだろう。復帰に際して、堂本光一は「剛くんも、大好きな音楽と距離を置き、我慢をし、耳の体調を良くすることに専念をしました」とねぎらうコメントを寄せた。そして、「僕自身も自分にとってKinKiとはどのような存在だったのか、これまでとそしてこれからを考える大切な時間となりました」とも。KinKi Kidsはそれぞれソロ活動も充実しているデュオだ。だが、それでも二人でしかいせられないことがあると、お互いが強く感じたのだろう。


 堂本剛も「今日までも音楽と20年近く生きて来ている自分にとってこの事実を深く見つめ直すなか、このテレ朝ドリームフェスに参加させていただく機会をいただき、KinKiとしても自分にとっても大変貴重な時間を過ごさせていただけることに大変喜びを感じております」と、想いは同じようだ。


 そして「音楽の生活と離れている間、ファンの皆様からの励ましの言葉をはじめ、あらためて、多くの方々に支えていただき今の自分があることにたくさんの感謝を学びました。ステージにたたせていただける幸せと、歌唱披露ができる喜びを全身で感じたいと思います」と続けた。


 誰もが、人生の壁に直面するときが来る。才能豊かなKinKi Kidsの二人であっても、それは例外ではない。苦しさや痛みを知った上で、私たちを笑顔に変えてくれるKinKi Kidsにもまた『タイムボカン』シリーズの悪役三人と同じく、けなげさを感じずにはいられない。何度でも立ち上がる彼らの歌声は、よりいっそう人々の心に深く深く染み込んでいくことだろう。(佐藤結衣)