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「育児って孤独」と訴える女性たちの叫びが涙もの 「ブラック企業に勤めていたときより育児の方がキツイ」

2017年10月02日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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1人で育児する母親に、言ってはいけない言葉があります。

「母親なんだから」「子どもがいるだけ幸せでしょ」
「そんなに辛いなら産まなきゃよかったのに」「大変なのは一時期。みんなやってきたこと」

これらはまったく励ましにはならず、子どもの世話を頑張っている母親たちをますます孤独に追いやります。

ガールズちゃんねるに9月25日、「育児って結局のところ孤独だな!と思う方」というトピックが立ち、孤独なママたちが次々につらい気持ちを訴えていました。筆者も10年以上前とはいえ、あまりにも分かり過ぎてちょっと泣けてきてしまいました。(文:篠原みつき)

仕事と違って給料ももらえない、 大人と話したいのに話せない

夫が仕事で忙しく、平日は赤ちゃんと2人きりの生活というトピ主。「我が子といられる時間は最高に幸せですが、時々『私って孤独だな。社会との関わりがないな』って思ってしまいます。こんなお母さん方って多いのでしょうか?」と問いかけていました。

これに対して「まず昼は子供と二人。それだけで孤独」を筆頭に、次々と共感の声が上がります。

「全てが孤独。 ずっとずっと気を張っているけどふとクヨクヨして泣きたくなる」

「いつか楽になるとかじゃないのよ」(いまが大変なのよ!)と訴えたのは、0歳と1歳児を抱えていっぱいいっぱいのママです。この時期、時間はあっても赤ちゃん連れでは気ままに外出もできず、起きているときは目を離せないので趣味に没頭することも難しい。家事すらままならない状況で、1人でのんびりする暇などありません。

なかには、「仕事とちがって給料ももらえない。 大人と話したいのに話せない」との嘆きも。この人は

「ニュースでも問題になるくらいの大手のブラック企業に勤めてたけど、正直その頃より育児の方がキツいです。孤独です」

と訴えています。もちろんわが子は可愛いでしょうが、オンオフの切り替えもできず、連日たった1人で言葉の通じない赤ちゃん相手では、働いているほうがいいという人が多いのも無理からぬことです。

見知らぬ土地で孤独…夫に伝えても「耐性がないだけ」と一蹴され

それでも、夫がいる週末が待ち遠しいと書くトピ主はまだいいのかもしれません。とりわけ辛いのは、孤独やしんどさを訴えても周囲が理解してくれようともしないことです。

「育児相談しても『母親なんだから~』で終わらされるのが嫌。結局相談しなくなったし孤独を感じる…」

ある人は、「出産直後に見知らぬ土地に来て、初めての育児で不安ばかりで、誰にも相談できずしょっちゅう泣いてた。(中略)夫に伝えても耐性がないだけと一蹴されました」と明かしています。

仕事を始めても、妻だけが子どもの体調に振り回されたり、夜泣きにも1人で対応しなくてはならなかったりで、「結局孤独感はつきまとう。理解してもらえないことが一番ツライよね」と書く人も。こうしたことがずっと続けば、夫婦関係も破綻しかねません。

しかし逆に言えば、この時期を協力して乗り切れれば夫婦の絆は深まります。旦那さんは、仕事が忙しくて普段何もできなかったとしても、休日は交代で夫婦それぞれの休暇日をつくるなど、お互いに助け合いたいものです。それが無理でも、子どもの様子を聞いたり、妻の愚痴をとりあえずは受け止めて欲しい。子育て支援センターに一時預かり保育をすることも一つの方法です。妻のケアをすることは、子どもの健やかな成長のためでもあるのです。