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F1 Topic:メルセデスvsフェラーリ――残り6レースで有利なのは?

2017年10月01日 14:42  AUTOSPORT web

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2017年F1第15戦マレーシアGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
シンガポールGPで28点差に広がったポイントリーダーのルイス・ハミルトンと2位のセバスチャン・ベッテル。メルセデスが最も苦手としているシンガポールGPで、まさかのノーポイントに終わったベッテルにとって、この28点差は数字以上にダメージが大きい。さらにマレーシアGP予選で最後尾からスタートすることが決定しておりさらに逆風となっている。

 だが、ハミルトンは残り6戦には、マシンの特性的に、まだフェラーリのほうが有利なサーキットがあると楽観視していない。
「マレーシアは問題ないと思う。でも、鈴鹿はハイダウンフォースサーキットだから、僕たちにとって最強のサーキットではない。フェラーリが強いだけでなく、レッドブルもああいうサーキットではでごわい相手になるだろうから、かなり接近した戦いになるだろう」

 日本GPの後はどうだろう?
「オースティンは問題ないだろう。でも、ブラジルはフェラーリとレッドブルが速いと思う。特にフェラーリは強いだろうね。予想が難しいのは、メキシコ。あそこは約2000mの高地なので、空気抵抗が少なくなるので、僕たちに有利になればいいんだけど……」

 だが、メルセデスのチーフレースストラテジストのジェームス・バレスは、メキシコGPが行われるエルマノス・ロドリゲス・サーキットはメルセデスにとって不利なコースになるだろうという。

「あそこは空気抵抗も減るけど、その分ダウンフォースも減るから、空力的にはダウンフォースをマックスにしなければならない。つまり、モナコやハンガロリンクで速かったフェラーリに有利なサーキットだと言える」

 バレスは最後にこう付け加えた。
「アブダビもフェラーリのほうがいいだろう」

 つまり、マレーシアGP、アメリカGPはメルセデスが有利で、メキシコGP、ブラジルGP、アブダビGPはフェラーリが強い。つまり、実力が伯仲する日本GPは、タイトル争いを左右する重要な一戦となりそうだ。