F1マレーシアGP金曜、ロマン・グロージャンが壊れた側溝の蓋にヒットしてクラッシュを喫したことでマシンが大きなダメージを負った。スチュワードはハースF1チームに対し、修理のためにカーフューを破ることを許可した。
現在F1では労働時間の制限が設けられており、“カーフュー”を破り、夜間にサーキットで作業をすることはシーズンに2回しか許されていない。
しかし今回のグロージャンの件については、ドライバーとチームに全く非がなく、不可抗力によるものだったとして、セパンのスチュワードは、ハースが例外的に金曜夜にカーフューを破ることを許可した。これは許された2回のうちの1回にはカウントされない。
FP2でターン13の側溝の蓋が外れ、グロージャンが右リヤタイヤでこれにヒットして、タイヤがバースト、クラッシュした。幸いグロージャンにけがはなかった。FIAは、土曜の走行に備え、サーキットのすべての側溝の蓋をチェックして対策を取ると述べている。
「すごく大きな衝撃だった。17Gでバリアにクラッシュしたと思う」とグロージャンが述べたとCrash.netが伝えた。
「もちろんいいことじゃないけど、今のマシンはすごく頑丈だ。安全対策がしっかりなされているからね」
「でもチームの皆がマシンを直すために倍の作業をしなければならないことが最悪だ。新しいパーツが壊れてしまって、あまり残っていないしね」
「ついてなかったよ。でも僕自身が無事だったのはラッキーだった」
「(側溝の蓋が破損したことは)心配だけど、サーキットとFIAがすべてをチェックして、明日に向けて対策してくれる。しっかり対策がとられて、問題なくレースができるものと確信している」