記者会見に登壇した鈴木亜久里代表 オートバックスセブンは9月29日、クルマ用消臭芳香剤パッケージのリサイクルプロジェクトに関する記者会見を開催。会見ではAUTOBACS RACING TEAM AGURIの鈴木亜久里代表が登場してのトークショーが行われた。
カー用品店チェーン最大手のオートバックスとP&Gのエアケアブランドである『ファブリーズ』、テラサイクルジャパンが共同で行う今回のプロジェクトは、使用済みのクルマ用消臭芳香剤を回収・リサイクルするもの。
オートバックスでは全国563店舗に回収ボックスを設置し、ファブリーズブランドの『ファブリーズイージークリップ』のほか、各社の使用済みプラスチック製クルマ用消臭芳香剤を回収。洗浄・加工などの工程を経て、反射板キーホルダーとして再生し、地域の小学校や団体へ寄贈するという。
記者会見のなかで行われたトークショーに登場した亜久里監督は、「自分のクルマの臭いって意外と気づきにくい。自分の臭いってわかりにくいよね(笑)」と臭いのエチケットについて体験談を語った。
「自分のクルマに友達や知り合い、家族が乗った時でも臭いの話はしづらいと思う。『ちょっと加齢臭がしますよ』なんて言えないじゃないですか(笑)。だからこそ、一層気を使っていかなくてはいけないと思います。自分ではなく、人に対するエチケットとしてね。僕自身も他人のクルマに乗った時に臭いなと思う時もありますし(笑)」
「昔、タクシーが禁煙じゃなかったとき、タバコの臭いでクルマ酔いしたこともありました。でも、今はタバコの臭いがするクルマも減ってきているし、全体的なエチケットとして、(臭いに対する)感覚が高まってきていると思いますよ」
また、回収したプラスチックを反射板キーホルダーとして再利用することについては「(反射板キーホルダーに)100万人のうち、ひとりが気づいて事故が防げれば、それで大成功だと思う」とコメント。
チームとして取り組んでいる交通安全活動についても「子どもたちが『クルマは便利だけど、一歩間違えれば大変なことになる』という意識を持ってくれれば、それが交通安全につながっていくと思います」と訴えた。
そんな亜久里代表が率いるAUTOBACS RACING TEAM AGURIはスーパーGT第5戦富士で、スーパーGT500クラス、GT300クラスのダブルウインを達成。10月6日に開幕が迫ったスーパーGT第7戦タイについても「タイは(GT500とGT300の)2台とも、結構調子いいと思う」と自信を覗かせた。
「ほかのチームも含めて(ハンデ)ウエイトが半分に減らされますけど、クルマのバランスもいいし、そこまで悪い結果にはならないと思ってます」
「一生懸命やるだけですよ。あれだけ遠いところに行くんだから、いい成績で帰ってきたいよね(笑)。遠くまで行くんだから頑張りたいよ」
クルマ用消臭芳香剤のリサイクルプロジェクトに関する情報は、P&Gが展開するライフスタイルサイト『まいれぴ』をチェックしてみよう。