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F1マレーシアGP:雨のFP1でレッドブルがワンツー、アロンソは3番手の好位置

2017年09月29日 14:11  AUTOSPORT web

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F1マレーシアGP 雨のFP1はアロンソが3番手
9月29日、現地時間11時から始まる予定だったマレーシアGPのフリー走行1回目は、15分前に降り出した雨が強くなったためスタートがディレイに。セーフティカーが確認走行を行なうが、雨脚が強く路面コンディションは依然として厳しい状態が続く。 

 今回のFP1にはF1デビューとなるピエール・ガスリーに加えて、現在FIA F2選手権をリードするシャルル・ルクレールがマーカス・エリクソンに代わってザウバーから出走。さらにショーン・ゲラエルは前戦に続いてカルロス・サインツJr.に代わってトロロッソ、アントニオ・ジョビナッツィはケビン・マグヌッセンに代わってハース、セルゲイ・シロトキンがニコ・ヒュルケンベルグに代わってルノーのステアリングを握る。

 メルセデスAMGのカスタマーであるフォース・インディア勢とウイリアムズ勢には、今季4基目のICE、TC、MGU-Hが投入されている。

 結局セッションは雨脚が弱まったところで11時30分にスタート。ハロを装着したフェルナンド・アロンソがウエットタイヤを履いてコースインし、フェラーリ勢もこれに続くが、雨は依然として降っており大量の水煙が上がる。メルセデスAMG勢、レッドブル勢、フォース・インディア勢を除く14台がウエットタイヤでインストレーションチェックを行なった。

 雨が上がり太陽が顔を覗かせてきた11時48分にフォース・インディア勢がインターミディエイトを履いてコースイン。路面コンディションは悪くはないが、ターン9手前などいくつか川ができてコースを横切っているのが問題だとオコンは指摘する。


 11時54分にダニエル・リカルドがインターミディエイトで走行を開始すると、フェラーリ勢やアロンソなど他車も続々とインターミディエイトを履いてコースインし走行を開始する。リヤタイヤのウォームアップに苦しむマシンが多く、シロトキンはターン2でリヤが流れてスピンを喫した。パスカル・ウェーレインもターン9で止まりきれずにコースオフしスピンする場面があった。

 各車ともインターミディエイトで周回を重ね、トップはリカルドで1分49秒719。これに僚友マックス・フェルスタッペンが0.700秒差で続きレッドブル勢が速さを見せたが、3番手は2.288秒差のバルテリ・ボッタス、4番手は2.576秒差のシロトキンと、3番手以下はゆっくりとしたペースでの周回に留めている。

 フェルスタッペンはさらに1分48秒962までタイムを刻みトップに立ち、残り5分を切ったところで本格的な走行を開始したアロンソがトップから1.635秒遅れのタイムを刻んで3位に浮上。

 ライコネンが終了直前に1.772秒差で4位、ベッテルが2.047秒差で5位に付け6位ハミルトンに0.509秒差を付け、ウエットコンディションでのマシン素性の良さを示した。初戦のガスリーは14周を走行してトップから3.418秒遅れのタイムで9位でFP1を終えた。