福士蒼汰主演の実写映画『曇天に笑う』に東山紀之が出演することが発表された。
東山紀之が演じるのは、300年に1度復活し、人々に災いをもたらすとされているオロチの伝説を調査する政治家・岩倉具視役。明治政府で右大臣を務める一方で、古川雄輝演じる安倍蒼世ら5人の隊員を集めて、オロチ討伐を目的とした部隊「犲」を極秘に結成し、オロチ復活の阻止のために情報を収集しているというキャラクターだ。
実在の人物である岩倉具視を演じることについて東山は「歴史的にみても、非常に影響力の大きく、偉大な方です。初めて演じさせて頂けた事は、とても光栄な事だと思います」とコメント。また作品の見どころについては「本広監督の世界観を受けて、岩倉具視役に対する熱き思いや、福士蒼汰くん、中山優馬の情熱を見て頂ければと思います」と語っている。
本広克行監督は東山との撮影を振り返り「東山さん演じる岩倉は、政府直属の部隊『犲』の上司として、彼らの戦いを後方から睨む役どころでしたが、東山さんもまた若手俳優たちの演技をあたたかく、また時に厳しく見守って下さった。彼の眼差しに支えられてはじめて、若手の皆さんものびのびと『曇天』の世界で暴れ回ることができたのだと思います。まちがいなく、日本映画史上もっとも格好良い岩倉具視でしょう」とコメントしている。
2018年3月21日から公開される『曇天に笑う』は、明治初頭を舞台に、人に災いをもたらすオロチの伝説を巡って曇家の3兄弟や犲の隊員たち、明治政府転覆を狙う風魔一族らが戦う様を描く作品。曇家の長男・天火役を福士蒼汰、次男・空丸役を中山優馬、三男・宙太郎役を若山耀人が演じるほか、古川雄輝、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、桐山漣らがキャストに名を連ねる。
■東山紀之のコメント
・本広克行監督の印象
非常に大きな心で現場を包んで下さいました。
若い出演者達を見る監督の目が父親のようで、とても微笑ましかったです。
・歴史上の人物・岩倉具視役を演じた感想
歴史的にみても、非常に影響力の大きく、偉大な方です。
初めて演じさせて頂けた事は、とても光栄な事だと思います。
・役作りについて
歴史像に合わせるというよりも、本作での役柄に引き寄せたイメージで臨みました。
・見どころについて
本広監督の世界観を受けて、岩倉具視役に対する熱き思いや、福士蒼汰くん、中山優馬の情熱を見て頂ければと思います。
■本広克行監督のコメント
「曇天に笑う」の世界は、きらびやかな男たちが明治維新期を舞台に乱舞する、華々しい歴史絵巻です。
映画でも、原作のもつその魅力を活かすため、絢爛豪華なタペストリーを織り上げていくように、今をときめく若手の俳優陣が真剣勝負を繰り広げる画をいくつも積み上げていきました。
そんな中、岩倉具視を演じた東山紀之さんには、役の上でも俳優としてのキャリアの上でも、まさに重鎮として映画全体の雰囲気を締めてもらいました。
東山さん演じる岩倉は、政府直属の部隊「犲」の上司として、彼らの戦いを後方から睨む役どころでしたが、東山さんもまた若手俳優たちの演技をあたたかく、また時に厳しく見守って下さった。
彼の眼差しに支えられてはじめて、若手の皆さんものびのびと「曇天」の世界で暴れ回ることができたのだと思います。
まちがいなく、日本映画史上もっとも格好良い岩倉具視でしょう。