WRC世界ラリー選手権に参戦するヒュンダイ・モータースポーツは9月28日、アンドレアス・ミケルセンと2年間に渡るドライバー契約を交わしたと発表した。
2016年までフォルクスワーゲンのワークスドライバーとしてWRCに参戦していたミケルセン。2017年はワークスチームのレギュラーシートを獲得できず、WRC2に参戦したほか、シトロエンから最上位クラスにスポット参戦していた。
そんなミケルセンは10月5日開幕の第11戦ラリー・デ・エスパーニャからヒュンダイに合流し、2017年シーズン残り3戦を戦うことが明らかとなっていたが、2018年以降の契約については不透明なままだった。
今回、ミケルセンとヒュンダイは2019年までの2年間の契約を締結。チームによれば2018年に予定されているWRC全戦にミケルセンを投入するという。コドライバーはアンダース・イエーガーが務める。
なお、現在ワークスドライバーを務めているティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、ヘイデン・パッドンの3名も、引き続きチームに留まるとのこと。
ヒュンダイ・モータースポーツのミシェル・ナンダン代表は「アンドレアス(ミケルセン)は即座にパフォーマンスを発揮してくれるドライバーのひとり」と語っている。
「アンドレアスは、数えられる程度しかチームのファクトリーを訪れていないが、彼の決断力やプロフェッショナリズムをみせつけられた。彼が2年間に渡って、チームのために戦ってくれることを誇りに思うよ」
「すでにアンドレアスはヒュンダイi20クーペWRCのテストを行っていて、役に立つフィードバックを得られたし、ヒュンダイi20 R5をドライブして、マシンへの理解も深めている」
「2018年シーズンに向けて、まず今季残りの3戦で彼がどんな活躍を見せるか楽しみだ」
1シーズンぶりにワークスドライバーへ復帰するミケルセンは「僕にフルタイムでWRCに復帰するチャンスをくれたヒュンダイ・モータースポーツに感謝する」と喜びを語った。
「彼らとの初仕事をこなす前だけど、すぐに感覚を取り戻し、世界レベルのチームとともに、ドライバーとマニュファクチャラーのダブルタイトル獲得に向けて戦えると信じている」
「その目標達成に向けて、2018年の第1戦モンテカルロを戦うのを楽しみにしているし、ドライバーズタイトル獲得に向けても存在感を示したい」