9月23~24日、レッドブルMotoGPルーキーズ・カップ第7戦がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、23日に開催されたレース1で真崎一輝が優勝し、シリーズチャンピオンに輝いた。
レッドブルMotoGPルーキーズ・カップはKTM RC250 RBで争われるワンメイクレース。MotoGPのヨーロッパラウンドに併催され、2017年シーズンは全7戦13レースが開催された。
レッドブルMotoGPルーキーズ・カップはMotoGPへの登竜門のような位置づけであり、ここでしのぎを削ってMotoGPに参戦を果たした若手ライダーも多い。2017年シーズンから世界選手権Moto3クラスに参戦している佐々木歩夢、鳥羽海渡もレッドブルMotoGPルーキーズ・カップ出身のライダーだ。
真崎は全日本ロードレース選手権、アジア・タレントカップ(現イデミツ・アジア・タレントカップ)参戦を経て、2017年からこのレッドブルMotoGPルーキーズ・カップに参戦している。
真崎は最終戦アラゴンのレース1を、2番グリッドからスタート。レースでは6人による優勝争いが展開された。最終ラップでも何度も順位が入れ替わり、激しい戦いはフィニッシュラインにまでもちこされた。
最後のストレートでは真崎、小椋藍の日本人ライダー同士の一騎打ち。優勝した真崎と、2位でフィニッシュした小椋との差は0.01秒、さらに3位のアレックス・ヴィヴとの差も0.159という僅差だった
レース1に勝利したことで、レース2を残して真崎がタイトルを獲得。第6戦オーストリアのレース2、最終戦アラゴンのレース1での2勝を含む9度の表彰台を獲得し、見事チャンピオンに輝いた。
2016年チャンピオンの佐々木に続き、2年連続で日本人ライダーがレッドブルMotoGPルーキーズ・カップチャンピオンとなった。