監督の降板や製作委員会の声明等で波紋が広がる「けものフレンズ」騒動について、9月27日にニコニコ生放送で放送された「第13回けものフレンズアワー」内で、アライグマ役の小野早稀さんが騒動に触れる一幕があった。
「声優を盾にした」「よりによってジャストプロ系に言わせるのかよ」
同番組は、アニメで主要キャラクターの役を務める声優8人が出演した。開始直後に小野さんが
「色々と皆様を不安にさせたり、お騒がせしていますが、私たちはこうして、けものフレンズを盛り上げることしかできませんので、これからも頑張っていきたいと思います。なので、これからも、これを観てくださっている皆さんは、変わらずに、けものフレンズの作品やキャラクター達、そして何より動物たちを、これからも愛してくださると嬉しいです。よろしくお願いします」
とコメント。その後、他の声優らと「けものフレンズが大好きだよー!」「大好きだー!」と叫んだ。番組内で騒動に触れたのはこの僅か40秒ほどで、その後はCD発売のお知らせなど、通常の番組進行に戻り、1時間ほどで放送を終了した。
司会・進行役を務める小野さんが騒動に触れること自体は番組構成上不自然ではないものの、時折目を下に向け、原稿を読んでいるように見える姿から、「誰かに無理に言わされているのでは」という憶測も飛び交った。
また、小野さんの所属事務所が、続編の制作から辞退したと言われるヤオヨロズを傘下に持つジャストプロであることから、「よりによってジャストプロ系に言わせるのかよ」「声優を盾にした」などの批判が続出している。
言及しなかったらそれはそれで不自然?
ただ、発言の内容や様子から謝罪ではないと受けとる人もいる。騒ぎが収束しない中での番組放送で「まったく触れないとそれはそれで憶測呼ぶだろうし、無難なコメントしただけだと思うけどな」という見方や、「何もなく進行したらそれはそれで叩きそう。落としどころどこだよ」との声も出ている。
ネットでは、たつき監督のツイートで名前が上がったKADOKAWAや、アニメのプロデューサーらによる事情説明を望む声も強いものの、両者からの公式な見解は未だ発表されていない。