ルノー・ジャポンは9月28日、リヤエンジン・リヤドライブ(RR)という駆動方式を採用するコンパクトハッチバック『ルノー・トゥインゴ』に、パワフルなターボエンジンを搭載するとともにシャシーに専用チューニュングなどを施したスポーツモデル、新型『トゥインゴGT』を発表した。
200台限定で発売されるトゥインゴGTは、ルノー・ルーテシアや、ルノー・メガーヌのR.Sモデル、GTモデルを手掛けるルノー・スポールによって“ファン・トゥ・ドライブ”を感じられる独自の味付けがなされたスポーツモデルだ。
5速マニュアルミッションと組み合わされるエンジンは、トゥインゴのラインアップの中でもっともパワフルな0.9リッター直列3気筒ターボを採用。ボディ左サイドに新たなエアインテークを新設したことに加え、燃料供給、エンジン冷却、エキゾーストシステムの改良によって最高出力は109PSに強化。最大トルクも170N・mに向上した。
シャシーでは、減衰力が変更された専用ダンパーを採用するとともにアンチロールバーも強化されている。さらに、横滑り防止装置(ESC)は他モデルよりも電子制御の介入を遅らせ、曲がりくねったコーナーでは心地よいリヤスライドを感じることができるチューニングが施された。
ルノー・スポールのマネージングダイレクター、パトリス・ラティ氏はトゥインゴGTの開発にいて次のように語っている。
「RRモデルのハンドリングは、メガーヌやルーテシアなどで我々が慣れているFFモデルのハンドリングとはまったく異なるため、このモデルの開発はルノー・スポールにとって真の挑戦でした。そしてルノー・トゥインゴGTは、バランスのとれたファン・トゥ・ドライブなモデルとなったのです」
はじける火の粉をイメージさせる『オランジュ ブレイズ メタリック』カラーを纏う同モデルのエクステリアデザインは、コンセプトモデルとして登場した『Twin’s Run』のスポーティなイメージを数多く継承。
特徴的な17インチアロイホイールや、ボンネットからルーフ後端へ続くデカールなどエクステリアデザインの多くはTwin's Runからそのまま引き継がれている。
またインテリアでも、ボディカラーのオレンジをドアトリム、シフトレバーブーツリングなど各所に取り入れ、エクステリアとの統一性が感じられるデザインとされたほか、“RENAULT SPORT”ロゴ入りキッキングプレート、アルミペダル、ZAMACシフトノブなどから、ルノーが持つモータースポーツの遺伝子を感じ取ることができる。
10月19日(木)より200台限定で発売されるトゥインゴGTは、9月28日(木)から10月16日(月)まで全国のルノー正規販売店で予約を受付中。メーカー希望小売化価格は224万円(税込)となる。