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フォーミュラE:アウディとルノー、2017/18年シーズンの新型マシンをアンベイル

2017年09月28日 12:32  AUTOSPORT web

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アウディがフォーミュラE第4シーズンに投入する『アウディ e-tron FE04』
第4シーズンにあたる2017/18年シーズンのフォーミュラEに参戦するアウディスポーツ・アプト・シェフラーとルノー・e.ダムスが、第4シーズンに投入する新型マシンを公開した。

 12月に開幕する第4シーズンからワークス体制で参戦するアウディ。ドライバーには第3シーズンのチャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシに加え、アウディのワークスドライバーに昇格したダニエル・アプトを継続起用して臨む。

 また、これまでアウディスポーツでフォーミュラEプロジェクトを率いていたアラン・マクニッシュがチームプリンシパルに昇格。プロジェクトに深く関与していくこととなった。

 新型マシンは『アウディ e-tron FE04』と名付けられ、WEC世界耐久選手権のLMP1マシンからe-tronの名称が受け継がれる形に。また各チームが自由に開発できるトランスミッションについて、アウディは1速ギアを選択している。

 マシンカラーリングはホワイトを基調にメタリックグリーン、ブラックが配色されたデザインを採用。またアプトのマシンには判別しやすいよう、コクピット上のロールフープがレッドに塗装されている。

 アウディスポーツのディーター・ガス代表は「テクノロジーパートナーであるシェフラーとともに、まったく新しいパワートレインを開発した」と自信を覗かせる。

「パワートレインのカーボンハウジングが刷新されていることから、見た目からも新しいパワートレインであることが分かるだろう。また、新しい技術を注ぎ込んだことで、マシンのサウンドにも変化が起きている」

 第3シーズンのチームチャンピオンであるルノーも、アウディの発表に先立って9月26日に新型マシン『ルノーZ.E.17』をアンベイルした。

 このZ.E.17は従来と同様のメタリックブルーをベースに、フロントからリヤエンドまでホワイトのラインがあしらわれたデザインとなっている。

 ドライバーはニコラ・プロストとセバスチャン・ブエミのコンビで変更はなし。プロストはカーナンバー8を、ブエミはカーナンバー9をドライブする。

「我々ルノーは、F1とフォーミュラEに並行参戦している唯一のマニュファクチャラーだ。フォーミュラEには、我々がF1で培ってきたハイブリッド技術のノウハウが注ぎ込まれている」と語るのは、チームを率いるシリル・アビデブール。

「第4シーズンにおける目標は、3年連続のチームタイトル獲得への活動と(テクニカルレギュレーションが変更される)第5シーズンに向けた準備のバランスを取ることだ」

 全10チームが参戦するフォーミュラEの第4シーズンは、12月2~3日の香港ePrixで開幕する。