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MotoGP:ドゥカティ 2017年第14戦アラゴンGP レースレポート

2017年09月28日 12:02  AUTOSPORT web

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MotoGP:ドゥカティ 2017年第14戦アラゴンGP レースレポート
アラゴンGPでロレンソが3位表彰台を獲得、ドビジオーゾは7位フィニッシュ

 2017MotoGP第14戦アラゴンGPが、快晴に恵まれ、7万0000人以上の観客が詰めかけたモーターランド・アラゴンで開催された。ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソは、3位でチェッカーを受けて、今季2度目の表彰台に登壇した。チームメイトのアンドレア・ドビジオーゾは、7位でフィニッシュラインを通過した。

 ロレンソは、抜群のスタートダッシュでホールショットを奪い、真っ先に第1コーナーに入った。彼はその後、15周にわたって首位を維持。16周目にマルク・マルケス(ホンダ)、残り3周時点でダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされ、最終的に首位と2秒差の3位でチェッカーを受けた。

 ドビジオーゾは、3列目からのスタート。レース前半はトップグループでバトルを演じ、14周目まで4番手をキープしていた。その後、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)やマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と白熱したバトルを演じたが、残念ながらポジションは守り切れず、7位フィニッシュとなった。

 ドビジオーゾは、ランキング2位。首位マルケスとのポイント差は16である。ロレンソはポイントを106に伸ばして、7位に返り咲いた。第15戦日本GPは、10月13日~15日にツインリンクもてぎで開催される。

ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム#99)3位
「非常にタフなレースだったが、何とかうまくまとめることができた。僕たちにとって重要な表彰台フィニッシュを獲得できた。ヘレスでも3位フィニッシュしているが、その時以上にトップとのタイム差を縮めて、最後の最後までファイトできていたので、今回の方が良い気分だ」

「終盤にパフォーマンスが低下することを覚悟のうえで、リヤにソフトタイヤを装着したため、最後の7周を彼らと同じペースで走れなかったのが残念だが、レースで戦闘力を発揮するには他に方法はなかった」

「いずれにしても、自分たちが進歩を続けていることが重要であり、僕自身もレース毎に良くなっている。ドゥカティでの初優勝は遠くないと思っている」

アンドレア・ドビジオーゾ(Ducati MotoGPチーム#04)7位
「波乱含みの週末だったし、レースもタフだった。スタートでは、首位グループについて行くことを目指していたが、残念ながら僕には選択肢は多くなかった。金曜日にあまり走れなかったので、状況が複雑になってしまった」

「アラゴンはドゥカティ向きではないことがわかっていたので、とにかく周回を重ねて攻略法を見つけたかった。リヤにソフトコンパウンドを選択したことは間違いではないと思っている」

「終盤にパフォーマンスが低下したのは、タイヤ以外の理由だと思う。特定の区間でタイムロスが大きかったことがその根拠だ。7位というリザルトは残念だが、今日はこれ以上無理だった。まだ4戦を残しており、ポイント獲得のチャンスは大きい。そこで最良の結果を出したい」