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ザウバーF1代表、2018年にウェーレイン残留の可能性があることを示唆

2017年09月27日 13:52  AUTOSPORT web

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2018年の去就については、まだ不確定な要素が多いウェーレイン
ザウバーF1チーム代表のフレデリック・バスールによると、パスカル・ウェーレインが2018年もザウバーのシートを保持できる可能性はまだ残っているということだ。

 チームオーナーのロングボウ・ファイナンスと親密な関係を持つチームメイトのマーカス・エリクソンとは状況が異なるため、ウェーレインは2018年のチームのプランからは外されていると考えられていた。

 しかし来季のドライバーの選択肢を検討しているバスールは、オーナーと特別な関係があるからといって、エリクソンが来シーズンも自動的にチームに残れるわけではないと主張。バスールはAuto Motor und Sport誌に、以下のように語った。

「ドライバーがオーナーとのコネクションを持っているからといって、彼を中心にチームを構築するのは誤りだ」

「ザウバーの再建には忍耐を要する。一方で普通ドライバーというものは、直近のレースで良い結果を出したいと考えるものだ」

「来シーズン、表彰台を狙えるマシンが欲しいと思っているドライバーにとっては、ザウバーでは問題があるわけだ。マーカスとチームにとってどうするのが最善か、オーナーと話し合うつもりだ」

 2018年のザウバーのシートのうち、少なくともひとつはフェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールかアントニオ・ジョビナッツィが手に入れることになりそうだとバスールは示唆した。ルクレールについては、今季中にザウバーで4回のフリー走行を担当することが決まっている。

「この件は数日のうちにフェラーリと話し合いをする予定だ」とバスール。

「我々にとってエンジンの選択は優先事項だが、それとドライバーの選択を混同したくはなかった。時間がかかりすぎてしまうからだ。今やっと落ち着いて取り掛かるチャンスができた」

 バスールは、ウェーレインはいまも検討対象であると主張する。

「パスカルは我々の状況をわかっているし、私はDTMで彼と仕事をしたこともあるので、スキルについては理解している」

「チームを建て直すとき、ただ速いドライバーを選べばいいというものではない。必要なのはチームとともに汗を流すことを厭わず、正しい方向へチームを後押ししてくれるドライバーだ」