トップへ

AVとの関わりから3女性の人生が交錯 紗倉まな原作映画『最低。』予告編

2017年09月26日 20:31  CINRA.NET

CINRA.NET

『最低。』チラシビジュアル ©2017 KADOKAWA
映画『最低。』の予告編が公開された。

AV女優の紗倉まなによる同名小説を原作とする同作。平凡な日常から新しい世界へ足を踏み入れる主婦の美穂、母との確執を抱える人気AV女優の彩乃、出生に秘密を抱えた女子高校生・あやこの3人が、自らの人生を変える様を描く。美穂役を森口彩乃、彩乃役を佐々木心音、あやこ役を山田愛奈が演じ、監督を瀬々敬久が務める。

公開された予告編では車で夜の東京を走る美穂や、母にAV出演を問い詰められる綾乃、キャンパスに向かって絵を書くあやこの姿などが確認できる。あわせて発表された主題歌は泉まくらによる書き下ろしの新曲“ふちどり”。同曲は予告編にも使用されている。

さらに同作が10月25日に開幕する『第30回東京国際映画祭』コンペティション部門に出品されることも決定。映画祭のプログラミング・ディレクターを務める矢田部吉彦は同作について「現代女性の生き方の選択肢を描く『最低。』は真っ直ぐな人間ドラマであり、正直な描写は保守化した日本映画に風穴を開けるだろう。瀬々敬久監督にしか撮れない傑作だ」とコメントを寄せている。

■矢田部吉彦のコメント
愛を求める女性たちが、愛の介在しないセックスを扱うAVに人生をゆだねる。その是非は問わず、現代女性の生き方の選択肢を描く『最低。』は真っ直ぐな人間ドラマであり、正直な描写は保守化した日本映画に風穴を開けるだろう。瀬々敬久監督にしか撮れない傑作だ。