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「写楽は女?」中島かずき作『戯伝写楽』再演 橋本さとし、中川翔子ら出演

2017年09月26日 19:31  CINRA.NET

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『戯伝写楽 2018』フライヤービジュアル
中島かずき脚本のミュージカル『戯伝写楽 2018』が2018年1月12日から東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。

「写楽は女だった」という着想で2010年に初演されたミュージカル『戯伝写楽』。約10か月の活動期間の間に140点以上の作品を残し忽然と消えた浮世絵師・東洲斎写楽の謎に迫りながら、喜多川歌麿、葛飾北斎、十返舎一九、太田南畝といった寛政の時代に活動した芸術家たちの姿を描く。今回は演出を河原雅彦、作詞を森雪之丞が担当。

主人公の斎藤十郎兵衛役に橋本さとし、ヒロインのおせい役に中川翔子がキャスティング。共演者には、小西遼生、壮一帆、東山義久、栗山航、山崎樹範、吉野圭吾、村井國夫らが名を連ねる。チケットの一般販売は11月18日からスタート。なお同公演は、東京公演の後に久留米、名古屋、兵庫を巡回予定だ。

初演に引き続き斎藤十郎兵衛役を演じる橋本さとしは「ずいぶん時間が経ってしまいましたが、再演というより新しい作品に取り組む初演という意識で参加したいと思います」、中川翔子は「『おせい』を通じて、中川翔子のまた新たな一面をお見せできるのではないかと思いますので、是非会場で、戯伝写楽の世界観を堪能して頂きたいです」とコメントしている。

■橋本さとしのコメント
初演は2000年?今何年でしたっけ?
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、再演というより新しい作品に取り組む初演という意識で参加したいと思います。
人情より野心や自分の夢を叶えるため狡猾に江戸を生きる男が人間的な感情に目覚めていく。欠落した男がもがきながら成長していく過程を演じる事が出来れば、と思います。
カンパニーの空気がお客様に伝わり作品が育っていくと思うので。このキャストスタッフだとそこは間違いないと思います。今から楽しみです。

■中川翔子のコメント
作品を見て最初に思ったのは、「私で大丈夫かな…」という不安でした。他のお仕事に比べてミュージカル自体がまだ不慣れということもあるのですが。言葉使いや動きなど、普段とは違うことばかりですので、精一杯頑張ります。
音楽については、想像していたより今風なPOPS寄りで、メロディーなども体に馴染みやすい曲調でした。今から歌えるのが楽しみです。
前回公演の映像を拝見し、「おせい」が取りつかれたように絵を描いているシーンが印象的でした。絵さえ描ければそれでいいと言わんばかりの強烈な演技に圧倒されました。
「おせい」は絵師ということで、私自身絵を描くことが大好きなので、共通する部分があるなと感じました。
また、「おせい」については謎めいた感じが魅力でもありつつ、内に秘めてる何か強い物を感じますし、それをどう演じるかというのが大事だと思いました。今回は再演ということで、中川翔子だからこその「おせい」を演じたいと思います。
中島かずきさんは、私がオープニング曲を担当させて頂いた、アニメ『天元突破グレンラガン』のシリーズ構成を担当していらっしゃいました。この『天元突破グレンラガン』との出会いが私の運命を大きく変えたと言っても過言ではないので、今回ミュージカルという、違った形でご一緒出来ることをとても光栄に思っております。
河原雅彦さんは、この間公演していた音楽劇『魔都夜曲』を観させて頂いて、難しい世界観や複雑な人間関係を、謎を残しつつ分かり易く演出していて、とても繊細なイメージがあります。今回の戯伝写楽ではどの様な演出をされるのか楽しみです。
和装でのミュージカルという、すべてが未知の世界で、演じる私自身、どんな作品ができあがるのかとても楽しみです。「おせい」を通じて、中川翔子のまた新たな一面をお見せできるのではないかと思いますので、是非会場で、戯伝写楽の世界観を堪能して頂きたいです。

■中島かずきのコメント
『戯伝写楽』は、初演時のプロデューサーに「写楽が女だった」という芝居を書いてくれという依頼で始まった企画です。取り組んでみると、想像以上にキャラクターが際立ち、自分自身思い入れのある作品になりました。「劇団☆新感線」出身の橋本さとし君とも本当に久しぶりに一緒に仕事が出来たし。     
今回、改めてさとし君の十郎兵衛と出会えるのはもちろん、演出の河原君始め、キャストスタッフ、継投の方初めましての方含めて刺激的で、どんな形になるのか実に楽しみです。

■河原雅彦のコメント
物語の着想自体が素晴らしい上に、各キャラクターが生き生きと描かれているので、これに音楽という要素が上積みされればずいぶん魅力的なエンタメになることは間違いないな、と。
いわゆるオーソドックスなミュージカル俳優とは一線を画した歌自慢の役者たちが大勢集まっているので、大変僕好みであります。
しょこたんとは初めてお仕事させてもらうので、それも楽しみ。
いつも通り僕が面白いと思うものを作ります。
お口に合えば幸いですが、これだけのキャストスタッフが集まりましたから。
いやがおうにもお口に合うことでしょう。ま、頑張ります。